収蔵作品展


林清登切手コレクション展

林清登切手コレクションは、1871年(明治4)から1989年(平成元)年に発行された1900点以上にも及ぶ切手を中心とする郵便関連資料です。収集家 林清登氏のご遺族より1994年(平成6)に当館に寄贈されました。日本郵便切手、中国郵便切手、韓国郵便切手を中心に年賀状や暑中見舞い、記念はがきなども含み、長年に渡り、数多く収集された貴重なコレクションです。
日本での切手の発行は、イギリスで世界最初の郵便切手が誕生してから31年後の、1871年に始まりました。それまで民間の飛脚屋に委ねられていた郵便業務が官営の新式郵便制度に切り替えられ、この機会に初めて4種の郵便切手が発行されました。それ以降、明治、大正、昭和の各時代の世相の様子をあらわす数多くの切手が発行されてきました。
本展では、これらの切手や郵便関連発行物を時系列で展示します。モチーフや色合いの美しさとともに、時代ごとに特有の役割など、多くの見どころのあるコレクションをお楽しみください。

 

会期:3月7日(木)~5月12日(日)

※会期中、一部作品の入れ替えがあります

(前半:3月7日(木)~4月9日(火)、後半:4月11日(木)~5月12日(日))

休館日:3月13日、21日、27日、4月3日、10日、17日、24日、5月7日、8日

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般370円(260円)、小・中学生160円(110円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です

 


移転開館10周年記念 収蔵作品展「岡谷美術の巨匠たち 前編」(終了しました)

武井直也《黎明》1938年

武井直也《黎明》1938年

岡谷は、明治以降多くの美術作家を輩出してきた地域です。
文人墨客の出入りが多く、文化的気風のあった市内の西堀地区からは、篆刻で名高い八幡郊処・竹邨兄弟をはじめとして、郊処に影響を受けて芸術を志した武井武雄や武井直也が世に出ました。また、他地区からも日本画の宮坂巴堂、洋画の髙橋貞一郎、それに続く作家たちが出て、時代ごとの美術傾向の影響も受けながら自らの関心や個性を発揮し、それぞれの造形世界を切り開いてきました。
これらの作家たちは、全国規模の美術団体で作品を発表する人もいれば、郷土を拠点に活動して地域の人々に親しまれた人、制作の傍ら多くの後進を育てた人など、さまざまな形で地域の美術文化に貢献してきました。
そして現在も、現役で活躍中の作家たちが、日々新しい作品を制作しつつ探求を続けています。
岡谷美術考古館では、それらの作家の作品を一貫して収集し、公開してまいりました。「岡谷美術の巨匠たち 前編」では、近現代岡谷美術界の礎を築いた作家たちの作品を1点ずつご紹介しながら岡谷の美術の歩みを振り返ります。

 

 

◆展示作家

八幡郊処、八幡竹邨、宮坂巴堂、武井直也、林 勇、小口作太郎、高橋貞一郎、和泉湧清、武井吉太郎、

野村千春、小口寉甫、増沢荘一郎、小口節三、早出守雄、宮坂覚郎、田中隆夫、織田昇、今井章雄

 

会期:6月8日(木)~10月1日(日)

休館日:毎週水曜日、祝日の翌日(8月12日は開館)、7月13日、7月14日(展示替え)

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般370円(260円)、小・中学生160円(110円)

※別の展示開催のため、7月15日から9月18日の期間は入館料が変わります

一般520円(370円)、小・中学生260円(160円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です


収蔵作品展「田中隆夫をとりまく人々」(終了しました)

ただいま、2階美術展示室において、田中の画業の初期から晩年までの収蔵作品をご紹介する「田中隆夫展 地味なものたちへのまなざし」を開催しております。それに関連して、田中の画業に深くかかわった師や仲間たちの作品をご紹介します。
ぜひ田中隆夫展と併せてご覧いただき、田中が師から受けた影響や、仲間の作品との共通点などに注目していただければ幸いです。

♦展示作家:髙橋貞一郎、志村一男、野村千春、織田昇

♦会期:令和5年5月11日(木)~6月4日(日)

♦開館時間:午前10時~午後6時

♦会場:岡谷美術考古館1階 企画展示室

♦入場無料