収蔵作品展


収蔵作品展「田中隆夫をとりまく人々」

ただいま、2階美術展示室において、田中の画業の初期から晩年までの収蔵作品をご紹介する「田中隆夫展 地味なものたちへのまなざし」を開催しております。それに関連して、田中の画業に深くかかわった師や仲間たちの作品をご紹介します。
ぜひ田中隆夫展と併せてご覧いただき、田中が師から受けた影響や、仲間の作品との共通点などに注目していただければ幸いです。

♦展示作家:髙橋貞一郎、志村一男、野村千春、織田昇

♦会期:令和5年5月11日(木)~6月4日(日)

♦開館時間:午前10時~午後6時

♦会場:岡谷美術考古館1階 企画展示室

♦入場無料


収蔵作品展「田中隆夫展 地味なものたちへのまなざし」

《晩秋》1978年、油彩

画家 田中隆夫(1923~1980)は現伊那市に生まれ、鉄道員として勤務するかたわら、絵画制作を続けました。
1937年、最初の職場となる国鉄岡谷駅の駅員となり、岡谷に居を構え、髙橋貞一郎や矢﨑牧廣に師事、春陽会研究会に入会しました。その後は主に春陽会に出品を続け、春陽会志村一男や野村千春にも指導を受けます。
岡谷では、絵の仲間である織田昇、酒井保明、今井章雄らとモナミ会を結成し、ともに研鑽を深めます。職場においては、全国国鉄美術連盟の発足に参加、さらに柳沢毅一らと長鉄美術連盟を創立しました。また、春陽会でも南信支部を結成し、逝去するまで主任を務め、後進の育成と地域の美術文化の発展にも寄与しました。1974年には春陽会準会員となりましたが、6年後に逝去し、同会会員に推挙されました。
田中は生涯を通じて、さまざまな師の作品を熱心に研究し、自らの画風を模索し続けました。また常に、国鉄で働く労働者や、農民、荷運びの馬、野の花、雪の中に枯れ残るひまわりなど、ぎりぎりの条件の中に生きているような地味なものをモチーフに選びました。どの作品にも、努力家で明るく優しい田中の人柄がにじみ出て、見る者を勇気づけてくれるような味わいがあります。
本展では、田中の生誕100年を記念し、画業の初期から晩年までの収蔵作品をご紹介します。

 

会期:3月9日(木)~6月4日(日)

休館日:毎週水曜日、祝日の翌日

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般370円(260円)、小・中学生160円(110円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です