特別企画展


特別企画展 辰野清写真展「余韻」

遠音

岡谷出身の写真家 辰野清氏は豊かな構成力と詩情溢れる作風で、日本の風景表現の物語性を追求しています。フォトコンテストの審査員や日本風景写真協会指導会員、日本写真家連盟常任講師なども務め、岡谷・東京・名古屋に展開する写真クラブ、自然奏フォトグラファーズを主宰するなど写真講師としても定評があり、実践的な指導をもとに多くの写真家を育成しています。本展では、「余韻」をテーマにした作品を展示します。

 

風景での “余韻”という物の哀れや喜びなどの感慨は、被写体と作家の双方がある一定の経験値を持つことで見えてくる情感なのでしょう。自然の本質のみを簡素な組み合わせで構成し内面性に繋げることが私の表現美かと思いますが、そのためには様々なイメージを膨らませ素材に感情を植えつけなければなりません。展示は一般的にいう完成された綺麗な絶景ではなく、比較的に見栄えが大人しい隙間の風景といわれるものを対象としています。心を静かに整えて対峙するなかで見えてくるもの。完成度というよりは未完や不足の状態が趣を深めるものと考え、精神的な美しさを模索してみました。現代の写真表現は機材や技術の向上によって撮影の制約が極めて少なくなるなかで、文学でいう“言い残すところ”の境地が風景でも求められる時代です。風景写真が作家表現としてどこまで受け入れられるのか、まずはこの“余韻”という感覚に注目です。

 

会期:2023年1月7日(土)~3月5日(日)

休館日:毎週水曜日、祝日の翌日(1月10日/2月24日)

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般520円(370円)、小・中学生260円(160円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です

 

◆関連イベント

トークイベント “余韻”  心を動かす感情の操作

写真展「余韻」作品を題材にした全作品解説と、心を動かす風景写真の思考について

日時:2023年1月28日(土)午後1時30分~

定員:50名

要申込(1月7日【土】より受付開始)

申込先:市立岡谷美術考古館(0266-22-5854)

聴講無料

会場:イルフプラザ・カルチャーセンター 第1・第2多目的ホール

 

辰野清写真展チラシ


特別企画展「暮らしを彩る小さな作品展/ちいさくてもいいじゃないか みんなの0号作品展」

美術作家たちは、大規模な展覧会場に展示される大型作品だけではなく、一般住宅などに飾ったり、あるいは日用品として使ったりできるような小型の作品も数多く制作していました。それらは展覧会場に足を運んで鑑賞するのとは異なり、手元に置いていつでも鑑賞でき、美術を一般の人々にとって身近なものにすることにもつながりました。
本展では、地域のご家庭で大切に保管され、親しまれてきた、岡谷ゆかりの物故作家の小さな美術作品を中心にご紹介します。同時に、一般の方が制作した小作品を募集し、展示します。
小さな作品ならではの可愛らしさや軽やかさをお楽しみ下さい。そして美術作品とともにある潤いのある生活を思い描いていただければ幸いです。

 

会期:10月27日(木)~12月25日(日)

休館日:毎週水曜日、祝日の翌日(11月4日/11月24日)

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般520円(370円)、小・中学生260円(160円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です


特別企画展「生誕140年 宮坂巴堂展」

《小倉山》制作年不詳

諏訪市出身の日本画家、宮坂巴堂(はどう 1882-1957)は、のちに岡谷に居を構え、人物画・歴史画などを描きました。中でも美人画を得意とし、明治から大正期の諏訪地域においては貴重な存在となりました。
諏訪市中洲中金子の矢崎家に生まれた巴堂(本名は文弥、のち春章)は、少年時代から守矢篁山(こうざん)に絵を習い、諏訪中学校を卒業、20歳で岡谷市小井川の宮坂家の養子となりました。そののち東京美術学校に入学し、そこで円山派の川端玉章に学び、好成績を修めます。画壇からは距離を置き、生涯を通じて花鳥画や美人画、仏画、伝記や昔話など幅広い題材を、円山派の影響を感じさせる写実的で自然な画風で描き続けました。
本展ではご遺族から多数の作品をお借りし、巴堂の生涯と画業を振り返ります。繊細で温かみに溢れた日本画の数々をお楽しみください。

会期:8月11日(木・祝)~10月23日(日)

休館日:毎週水曜日、祝日の翌日(9月20日/10月11日)

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般520円(370円)、小・中学生260円(160円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です

チラシはこちら

 

◆関連展示

宮坂巴堂をとりまく人々

9月16日(金)-9月25日(日)

宮坂巴堂の師 守矢篁山、その師 佐々布篁石など周辺作家の作品を展示し、巴堂の交流関係や系譜をたどります。また、より多くの宮坂巴堂作品もご覧いただけます。

 

◆関連イベント

ミニ掛軸を作ろう
宮坂巴堂の作品を使って小さな掛軸を作ります。

※絵柄は美人画と山水画どちらか(選べない場合もございます)

講師:宮坂春夫さん

日時:2022年9月18日(日)午後1時~午後2時

参加費:500円

定員:10名(要申込)

※9月1日(木)から受付開始

掛軸のおよその寸法は縦82㎝、横23㎝です

 

 

 

 

ギャラリートーク

講師:宮坂春夫さん

日時: 2022年9月18日(日)午後2時~、9月24日(土)午前10時30分~

要入館料

定員:10名(要申込)

※9月1日(木)から受付開始

両日とも内容は同じです