岡谷東高校の写真部・書道部・美術文芸部の皆さんによる合同作品展です。
♦会期:令和5年2月25日(土)~3月17日(金)
♦開館時間:午前10時~午後6時
♦会場:岡谷美術考古館1階 交流ひろば
♦入場無料
岡谷東高校の写真部・書道部・美術文芸部の皆さんによる合同作品展です。
♦会期:令和5年2月25日(土)~3月17日(金)
♦開館時間:午前10時~午後6時
♦会場:岡谷美術考古館1階 交流ひろば
♦入場無料
Clouds on the ground
長野県ゆかりのアーティストまたはグループに対する未来に向けた育成および支援を行う「アーティスト育成展 」は、今年で第2回目の開催となりました。今回の展示作家には、岡谷市出身の画家 那須ゆいかを選定いたしました。
那須は一枚の布の模様や道路のアスファルトなど、眼で見たものを五感でとらえ、色、形、線の持つ印象を探求し、絵画に表現しています。女子美術大学芸術学部を卒業後、自由美術協会会員として参加する自由美術展をはじめ、東京や海外を中心に多数の個展やグループ展で作品を発表してきました。本展では、東京で制作してきた抽象に近い作品から、現在岡谷で制作している具象に近い作品までを展示し、画業の変遷をたどります。
那須の絵画には、誰もがどこかで見たことがあるような印象的な形と、抑制された色とが響き合う、端正な美しさがあります。さらに今回の展示作品には、これまでとはまた違う具象寄りの作品も加わり、那須の制作における新たな試みもご覧いただけます。
今後の作家のさらなる飛躍を応援していただければ幸いです。
◆会 期 2月25日(土)~3月26日(日)
◆休 館 日 毎週水曜日、祝日の翌日
◆会 場 岡谷美術考古館1階 企画展示室
◆開館時間 午前10時~午後6時
◆入 館 料 無料
版画家・武井武雄の故郷であり、信州の版画活動の原点ともなった「双燈社版画部会」が誕生したここ岡谷市は、昭和29年頃から版画教育についても盛んに行われるようになり、全国小中学校版画コンクールでの入賞者を輩出するなど、全国的にも注目を集めてきました。この伝統は受け継がれ、市民による版画制作、学校現場での版画教育は、現在でも広く行われています。
そこで、市内全小学校にご協力をいただき、全学年の児童が制作した版画作品から、校内選考された各学級1点の作品を一堂に展示し、ご紹介いたします。
◆会期/2023年1月22日(日)~2月19日(日)
◆会場/岡谷美術考古館1階 企画展示室
◆開館時間/午前10時~午後6時
◆入場無料
遠音
岡谷出身の写真家 辰野清氏は豊かな構成力と詩情溢れる作風で、日本の風景表現の物語性を追求しています。フォトコンテストの審査員や日本風景写真協会指導会員、日本写真家連盟常任講師なども務め、岡谷・東京・名古屋に展開する写真クラブ、自然奏フォトグラファーズを主宰するなど写真講師としても定評があり、実践的な指導をもとに多くの写真家を育成しています。本展では、「余韻」をテーマにした作品を展示します。
風景での “余韻”という物の哀れや喜びなどの感慨は、被写体と作家の双方がある一定の経験値を持つことで見えてくる情感なのでしょう。自然の本質のみを簡素な組み合わせで構成し内面性に繋げることが私の表現美かと思いますが、そのためには様々なイメージを膨らませ素材に感情を植えつけなければなりません。展示は一般的にいう完成された綺麗な絶景ではなく、比較的に見栄えが大人しい隙間の風景といわれるものを対象としています。心を静かに整えて対峙するなかで見えてくるもの。完成度というよりは未完や不足の状態が趣を深めるものと考え、精神的な美しさを模索してみました。現代の写真表現は機材や技術の向上によって撮影の制約が極めて少なくなるなかで、文学でいう“言い残すところ”の境地が風景でも求められる時代です。風景写真が作家表現としてどこまで受け入れられるのか、まずはこの“余韻”という感覚に注目です。
会期:2023年1月7日(土)~3月5日(日)
休館日:毎週水曜日、祝日の翌日(1月10日/2月24日)
開館時間:10:00~18:00
入館料:一般520円(370円)、小・中学生260円(160円)
※( )は10名以上の団体料金
※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です
◆関連イベント
トークイベント “余韻” 心を動かす感情の操作
写真展「余韻」作品を題材にした全作品解説と、心を動かす風景写真の思考について
日時:2023年1月28日(土)午後1時30分~
定員:50名
要申込(1月7日【土】より受付開始)
申込先:市立岡谷美術考古館(0266-22-5854)
聴講無料
会場:イルフプラザ・カルチャーセンター 第1・第2多目的ホール
昨年12月、岡谷市出身の画家 宮原麗子先生がご逝去されました。
宮原先生は1930年、画家 髙橋貞一郎の長女として生まれました。子どもの頃からよく父と一緒に写生に行くなど、絵に親しんで育ちました。女子美術大学在学中から一水会展と女流画家協会展に出品、受賞を重ね、のちに両会で委員を務めます。また、自宅を開放して絵画教室を主宰し、後進の育成にも尽力しました。
宮原先生は、はじめは故郷 岡谷や移住先の名古屋・神奈川などの風景を、木々の緑が印象的な、貞一郎によく似た筆致で描きます。1984年に取材旅行でヨーロッパを訪れ、その風景に魅了されてからは、スペインやギリシアの遺跡や風景を新たな題材として多くの作品を残しました。いずれの作品も一貫して、身の回りの何気ない風景や部屋の片隅の静物を安定した構図によって描き出したものです。そこには、宮原先生が最も影響を受け、尊敬する画家だという父 貞一郎から受け継いだ誠実さがあり、どこか懐かしい温かさに満ちています。
本展では、大学卒業後から近年までの当館収蔵作品を展示し、宮原先生の画業を振り返ります。また今回は、一般の人々の目に触れる機会が少ない、母校 岡谷東高等学校の所蔵作品もご紹介します。
会期:5月26日(木)~8月7日(日)
休館日:毎週水曜日、祝日の翌日
開館時間:10:00~18:00
入館料:一般370円(260円)、小・中学生160円(110円)
※( )は10名以上の団体料金
※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です
この度、市立岡谷美術考古館では収蔵作品展Ⅲ「堀内唯生 新収蔵作品展」を開催します。
堀内唯生(本名 忠雄)は1900年諏訪郡玉川村(現茅野市)に生まれ玉川尋常小学校で中川紀元に図工を習いました。1925年に上京し、中川一政に弟子入りし雅号を唯生とします。翌年第4回春陽会展に初入選し、以降終戦間際までほぼ毎年入選します。1945年、東京大空襲により戦前の絵を焼失、堀内は故郷へ疎開します。それ以降、農業のかたわら絵を描き続けました。
「一生に一枚でよいから自分が本当に良いと思う画を描きたい」と生涯絵を売らず、郷里に留まり真摯に絵を描き続けた堀内。それは画商や画壇に迎合しない堀内の自由な絵を生み出しました。戦前は写実的な絵を描いた堀内ですが、戦後はたくみ沢や花、海を作品の主なモチーフに自身の心象を投影したかのような大胆なタッチでやや抽象的な作品を描いています。
当館では昨年度、ご遺族から新たに22展の作品をご寄贈いただきました。本展では当館の収蔵作品7点と併せてご紹介しいたします。一途に絵と向き合い続けた堀内の作品を、ごゆっくりお楽しみください。
会 期 3月17日(木)~5月22日(日)
休 館 日 水曜日、祝日の翌日(3/22)※5/6は開館します
開館時間 10:00~18:00
入 館 料 一般370円(260円)、小・中学生160円(110円)
※( )は10名以上の団体料金
※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です
この度、長野県ゆかりのアーティストまたはグループに対する未来に向けた育成および支援を行うために、「アーティスト育成展 」を開催することになりました。昨年度までの「若手アーティスト育成公募展」から年齢制限を外し、募集範囲を岡谷市ゆかりから長野県ゆかりへと広げた初回の展示作家には、旧北御牧村(現東御市)出身で“Empty(空っぽ)”をテーマにインスタレーション(空間展示)やパフォーマンスアートを行う渡邉忠を選定いたしました。
渡邉は、長野美術専門学校で学び、卒業後は東京や海外において多数の個展やグループ展で作品を発表しています。本展では、主となる物体を囲う物体―解体した型枠を展示する「型枠技法」によって経験や感情、想いを間接的に表し、“Empty”の空虚さや儚さを表現します。作品テーマ“Empty”は流動的な状態だと渡邉は言います。作品の新鮮さやエネルギーを表現するため、3月11日には公開で展示替えを行う予定です。
本展は当館において初めてのジャンルの作品の展覧会となります。「アーティスト育成展」として新たに始まる初回の展覧会にふさわしい、記憶に残るインパクトのある渡邉の作品の世界観をお楽しみください。
今後の作家のさらなる飛躍を応援していただければ幸いです。
初日の2月25日は展示の公開制作を行います
◆会 期 2月25日(金)~3月21日(月・祝)
◆休 館 日 毎週水曜日、祝日の翌日 ※3月14日(月)は臨時休館
◆会 場 岡谷美術考古館1階 企画展示室
◆開館時間 午前10時~午後6時
◆入 館 料 無料
版画家・武井武雄の故郷であり、信州の版画活動の原点ともなった「双燈社版画部会」が誕生したここ岡谷市は、昭和29年頃から版画教育についても盛んに行われるようになり、全国小中学校版画コンクールでの入賞者を輩出するなど、全国的にも注目を集めてきました。この伝統は受け継がれ、市民による版画制作、学校現場での版画教育は、現在でも広く行われています。
そこで、市内全小学校にご協力をいただき、全学年の児童が制作した版画作品から、校内選考された各学級1点の作品を一堂に展示し、ご紹介いたします。
◆会期/2022年1月23日(日)~2月20日(日)
◆会場/岡谷美術考古館1階 企画展示室
◆開館時間/午前10時~午後6時
◆入場無料