過去の展覧会


市立岡谷美術考古館 移転開館10周年記念特別企画展 神田さおり展「龍と女神と絹の道」 諏訪湖の龍に誘われ 女神がひらく芸術展(終了しました)

SAORI KANDA in OKAYA

ART EXHIBITION & PERFORMANCE

全身全霊で内なる魂の悦びを表現するアーティスト神田さおり。

世界各地で踊絵師として描きあげた生命のエネルギーに満ちた作品群を一堂に集めました。

会期中には岡谷蚕糸博物館のアーティスト・イン・レジデンスも開催。

展示、アートパフォーマンスに加えワークショップや岡谷シルクの作品を公開制作などシルクに導かれた神田ワールドをご紹介いたします。

 

神田さおり

山口県生まれ/イラク&ドバイ育ち

魂の悦びの解放をテーマに生き様そのものを表現するアーティスト

肉体そのものを表現メディアとする“踊絵師”として世界各国のセレモニーに出演。

音・舞・衣・香・食など様々な表現を巻き込み、五感を満たす独自のアートパフォーマンスは儀式芸術として高く評価され、世界遺産、沖縄中城跡、奈良の天河大弁財天社、岡山の吉備津彦神社にて御奉納を務めるほか、中国・アメリカ・フランスなど世界各地に招聘される。

2020年より“女神開花”“聖なるエロスの解放”をテーマとした作品シリーズをスタート。

死生感に於ける命の源としての“性”に向き合い、自らを愛し直すことの重要性を作品に込めて表現活動を行う。NISSANやCanonなど企業コラボレーションも多数行う。

 

 

会期:2023年7月15日(土)~9月18日(月・祝)

休館日:毎週水曜日、祝日の翌日(8月12日は開館)

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般520円(370円)、小・中学生260円(160円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です

 

◆関連イベント

LIVE ART PERFORMANCE

Live Collaboration with AYER

AYERの音楽にのせて踊絵師神田さおりの愛に満ちたエネルギーで描きます

日時:2023年7月29日(土)午後2時~

会場:市立岡谷美術考古館1F交流ひろば

午後3時から同会場にてトークショー

★交通規制と駐車場について

 

LIVE PAINTING

シルクヴェールの公開制作

日時:2023年8月20日(日)午後2時~午後5時

会場:市立岡谷美術考古館1F交流ひろば

※関連イベントは入館料が必要です

 

同時開催

ARTIST in RESIDENCE

市内に滞在し、岡谷で感じた全てを岡谷シルクに描きます

期間:2023年8月17日(木)~8月24日(木)

詳細は、岡谷蚕糸博物館(シルクファクトおかや)をご覧ください

 


天王垣外遺跡の勾玉・管玉~東京国立博物館から115年ぶりの里帰り~(終了しました)

東京国立博物館所蔵 Image:TNM Image Archives

東京国立博物館所蔵 Image:TNM Image Archives

岡谷市の天王垣外遺跡から発見された勾玉・管玉類は、弥生時代を代表する貴重な文化財として東京国立博物館に収蔵・展示されてきました。その玉類が115年ぶりの里帰りとなり、一堂に展示します。
明治40年8月、天王垣外遺跡の一画から一つの壺が発見されました。
場所は現在の中央通りとなる村道の開通工事で、発掘の際に壺は割れてしまいましたが、その中には300個以上の勾玉・管玉類が入っていたそうです。その玉類は当時の平野村(岡谷市の前身)役場、長野県庁を経由して、帝室博物館(現東京国立博物館)で現在まで収蔵・展示されてきました。

その勾玉・管玉類が「国立博物館収蔵品貸与促進事業」を活用することにより、115年ぶりに発見された岡谷市に里帰りし、一堂に展示できる機会に恵まれました。
この夏、弥生時代の岡谷について考えてみませんか。

 

会期:2023年7月15日(土)~9月18日(月・祝)

休館日:毎週水曜日、祝日の翌日(8月12日は開館)

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般520円(370円)、小・中学生260円(160円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です

 

◆関連イベント

講演会
「天王垣外遺跡の玉類が意味するもの」
と き 令和5年8月5日(土)午後2時から
ところ 岡谷市イルフプラザ・カルチャーセンター3F多目的ホール
講 師 長野県立歴史館 町田勝則
定 員 70名(要申込み)
申込み 市立岡谷美術考古館 TEL0266-22-5854


収蔵作品展「田中隆夫展 地味なものたちへのまなざし」(終了しました)

《晩秋》1978年、油彩

画家 田中隆夫(1923~1980)は現伊那市に生まれ、鉄道員として勤務するかたわら、絵画制作を続けました。
1937年、最初の職場となる国鉄岡谷駅の駅員となり、岡谷に居を構え、髙橋貞一郎や矢﨑牧廣に師事、春陽会研究会に入会しました。その後は主に春陽会に出品を続け、春陽会志村一男や野村千春にも指導を受けます。
岡谷では、絵の仲間である織田昇、酒井保明、今井章雄らとモナミ会を結成し、ともに研鑽を深めます。職場においては、全国国鉄美術連盟の発足に参加、さらに柳沢毅一らと長鉄美術連盟を創立しました。また、春陽会でも南信支部を結成し、逝去するまで主任を務め、後進の育成と地域の美術文化の発展にも寄与しました。1974年には春陽会準会員となりましたが、6年後に逝去し、同会会員に推挙されました。
田中は生涯を通じて、さまざまな師の作品を熱心に研究し、自らの画風を模索し続けました。また常に、国鉄で働く労働者や、農民、荷運びの馬、野の花、雪の中に枯れ残るひまわりなど、ぎりぎりの条件の中に生きているような地味なものをモチーフに選びました。どの作品にも、努力家で明るく優しい田中の人柄がにじみ出て、見る者を勇気づけてくれるような味わいがあります。
本展では、田中の生誕100年を記念し、画業の初期から晩年までの収蔵作品をご紹介します。

 

会期:3月9日(木)~6月4日(日)

休館日:毎週水曜日、祝日の翌日

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般370円(260円)、小・中学生160円(110円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です


第6回東高展 書道・写真・美術文芸合同展(終了しました)

岡谷東高校の写真部・書道部・美術文芸部の皆さんによる合同作品展です。

♦会期:令和5年2月25日(土)~3月17日(金)

♦開館時間:午前10時~午後6時

♦会場:岡谷美術考古館1階 交流ひろば

♦入場無料


アーティスト育成展「那須ゆいか展 表現と今」(終了しました)

Clouds on the ground

長野県ゆかりのアーティストまたはグループに対する未来に向けた育成および支援を行う「アーティスト育成展 」は、今年で第2回目の開催となりました。今回の展示作家には、岡谷市出身の画家 那須ゆいかを選定いたしました。
那須は一枚の布の模様や道路のアスファルトなど、眼で見たものを五感でとらえ、色、形、線の持つ印象を探求し、絵画に表現しています。女子美術大学芸術学部を卒業後、自由美術協会会員として参加する自由美術展をはじめ、東京や海外を中心に多数の個展やグループ展で作品を発表してきました。本展では、東京で制作してきた抽象に近い作品から、現在岡谷で制作している具象に近い作品までを展示し、画業の変遷をたどります。
那須の絵画には、誰もがどこかで見たことがあるような印象的な形と、抑制された色とが響き合う、端正な美しさがあります。さらに今回の展示作品には、これまでとはまた違う具象寄りの作品も加わり、那須の制作における新たな試みもご覧いただけます。
今後の作家のさらなる飛躍を応援していただければ幸いです。

チラシ・イベントはこちら

◆会  期 2月25日(土)~3月26日(日)

◆休 館 日  毎週水曜日、祝日の翌日

◆会  場 岡谷美術考古館1階 企画展示室

◆開館時間 午前10時~午後6時

◆入 館 料  無料

 

第1回アーティスト育成展


第30回 岡谷市内小学校児童版画展(終了しました)

版画家・武井武雄の故郷であり、信州の版画活動の原点ともなった「双燈社版画部会」が誕生したここ岡谷市は、昭和29年頃から版画教育についても盛んに行われるようになり、全国小中学校版画コンクールでの入賞者を輩出するなど、全国的にも注目を集めてきました。この伝統は受け継がれ、市民による版画制作、学校現場での版画教育は、現在でも広く行われています。
そこで、市内全小学校にご協力をいただき、全学年の児童が制作した版画作品から、校内選考された各学級1点の作品を一堂に展示し、ご紹介いたします。

◆会期/2023年1月22日(日)~2月19日(日)

◆会場/岡谷美術考古館1階 企画展示室

◆開館時間/午前10時~午後6時

◆入場無料


特別企画展 辰野清写真展「余韻」(終了しました)

遠音

岡谷出身の写真家 辰野清氏は豊かな構成力と詩情溢れる作風で、日本の風景表現の物語性を追求しています。フォトコンテストの審査員や日本風景写真協会指導会員、日本写真家連盟常任講師なども務め、岡谷・東京・名古屋に展開する写真クラブ、自然奏フォトグラファーズを主宰するなど写真講師としても定評があり、実践的な指導をもとに多くの写真家を育成しています。本展では、「余韻」をテーマにした作品を展示します。

 

風景での “余韻”という物の哀れや喜びなどの感慨は、被写体と作家の双方がある一定の経験値を持つことで見えてくる情感なのでしょう。自然の本質のみを簡素な組み合わせで構成し内面性に繋げることが私の表現美かと思いますが、そのためには様々なイメージを膨らませ素材に感情を植えつけなければなりません。展示は一般的にいう完成された綺麗な絶景ではなく、比較的に見栄えが大人しい隙間の風景といわれるものを対象としています。心を静かに整えて対峙するなかで見えてくるもの。完成度というよりは未完や不足の状態が趣を深めるものと考え、精神的な美しさを模索してみました。現代の写真表現は機材や技術の向上によって撮影の制約が極めて少なくなるなかで、文学でいう“言い残すところ”の境地が風景でも求められる時代です。風景写真が作家表現としてどこまで受け入れられるのか、まずはこの“余韻”という感覚に注目です。

 

会期:2023年1月7日(土)~3月5日(日)

休館日:毎週水曜日、祝日の翌日(1月10日/2月24日)

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般520円(370円)、小・中学生260円(160円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です

 

◆関連イベント

トークイベント “余韻”  心を動かす感情の操作

写真展「余韻」作品を題材にした全作品解説と、心を動かす風景写真の思考について

日時:2023年1月28日(土)午後1時30分~

定員:50名

要申込(1月7日【土】より受付開始)

申込先:市立岡谷美術考古館(0266-22-5854)

聴講無料

会場:イルフプラザ・カルチャーセンター 第1・第2多目的ホール

 

辰野清写真展チラシ


第36回 諏訪美術会会員小品展(終了しました)

会期:9月9日(金)―9月11日(日)

時間:午前10時~午後6時(最終日は午後3時まで)

会場:岡谷美術考古館1階 交流ひろば、企画展示室

観覧無料


花岡克行 作品展「未完の壁」(終了しました)

会期:2022年8月18日(木)~8月21日(日)

開館時間:午前10時~午後5時

会場:岡谷美術考古館1階

入場無料


宮原麗子回顧展(終了しました)

宮原麗子《窓辺(チンチョン・パラドール)》1997年

昨年12月、岡谷市出身の画家 宮原麗子先生がご逝去されました。
宮原先生は1930年、画家 髙橋貞一郎の長女として生まれました。子どもの頃からよく父と一緒に写生に行くなど、絵に親しんで育ちました。女子美術大学在学中から一水会展と女流画家協会展に出品、受賞を重ね、のちに両会で委員を務めます。また、自宅を開放して絵画教室を主宰し、後進の育成にも尽力しました。
宮原先生は、はじめは故郷 岡谷や移住先の名古屋・神奈川などの風景を、木々の緑が印象的な、貞一郎によく似た筆致で描きます。1984年に取材旅行でヨーロッパを訪れ、その風景に魅了されてからは、スペインやギリシアの遺跡や風景を新たな題材として多くの作品を残しました。いずれの作品も一貫して、身の回りの何気ない風景や部屋の片隅の静物を安定した構図によって描き出したものです。そこには、宮原先生が最も影響を受け、尊敬する画家だという父 貞一郎から受け継いだ誠実さがあり、どこか懐かしい温かさに満ちています。

本展では、大学卒業後から近年までの当館収蔵作品を展示し、宮原先生の画業を振り返ります。また今回は、一般の人々の目に触れる機会が少ない、母校 岡谷東高等学校の所蔵作品もご紹介します。

 

会期:5月26日(木)~8月7日(日)

休館日:毎週水曜日、祝日の翌日

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般370円(260円)、小・中学生160円(110円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です