過去の展覧会


辰野登恵子展関連企画「わたしも見つけた!気になるかたち展」(終了しました)

作品例

令和7年8月21日(木)から開催の特別企画展「辰野登恵子展 どこにでもあるものたちのどこにもない世界」関連の参加型企画を開催いたします。

どこにでもあるような何気ないものから着想を得て、美しい色や印象的な形が織りなす独創的な絵画を制作した辰野登恵子。

辰野の絵画の世界を身近に感じていただくため、皆さんが身の回りで気になった形やおもしろいと思った形を絵に描いたり写真にしたり、言葉に表したりして掲示するコーナーを館内に設置します。

誰もがもっている自分の感性で見つけた形をあなたも発信してみませんか?

◆参加・観覧無料

※実施していない期間があります。

表現方法は自由です(A4サイズ以下)


令和7年度特別企画展「辰野登恵子展 どこにでもあるものたちのどこにもない世界」(終了しました)

絵画の可能性を追求し、常に新しい挑戦を重ねて日本の現代美術を牽引してきた画家 辰野登恵子(1950-2014)。辰野は油彩やさまざまな技法の版画でよく知られていますが、ドローイングも多数制作しています。本展では主にドローイング作品に焦点を当てて展示いたします。
辰野はどこにでもあるような何気ないものから着想を得て、美しい色や印象的な形が織りなす独創的な絵画を制作しました。たとえば油彩画は、透明の油絵の具が何層にも塗り重ねられ、輝くような色や、不思議な奥行きのある空間、温かみのある絵肌が特長です。また、版画はさまざまな版種を駆使し、それぞれの持ち味を存分に生かしています。これらはいずれも試行錯誤を繰り返し、完璧な画面へと練り上げられていった作品です。
一方、ドローイングには、これらの作品の原型ともいえる側面があります。パステルや鉛筆などを使い、のびのびとしたスピード感のある筆致で描かれ、思い浮かべた形や色をいち早く描き留めたかのようです。まるで辰野が描いている光景が目の前に現れるかのような、新鮮な魅力を持っています。
本展では、そうした辰野のドローイング作品を油彩や版画と併せて展示し、ドローイングならではの魅力をご紹介します。

 

会期:令和7年8月21日(木)~10月19日(日)

休館日:毎週水曜日、祝日の翌日

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般580円(420円)、小・中学生290円(180円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です

 

◆関連イベント

講演会「辰野登恵子 ドローイングと絵画」

講師:南 雄介 さん(美術評論家、キュレーター)

日時:9月20日(土)午後1時30分~

申込不要、要入館料

 


令和7年度収蔵作品展「増沢荘一郎展 昭和レトロな版画の世界」(終了しました)

岡谷市出身の版画家 増沢荘一郎(1914-1985)は、終戦直後の1946年に武井武雄が岡谷市の郷里で有志とともに設立した文化団体 双燈社の版画部会で、武井から版画を学びました。そして小学校教師をしていた増沢は、当時は専ら大人が制作していた版画を学校教育にも取り入れ、子どもたちでも制作できる技法を考案し、版画教育を推進しました。
また、地域での社会人に向けた版画講習にも取り組みました。1962年から岡谷市公民館成人学校で版画講師を務め、その修了生たちが「信濃刀画の会」を発足し、増沢は初代講師として迎えられます。さらに、県下で制作する多くの版画作家たちに発表の場を提供するため、1975年に信州版画協会展を有志とともに立ち上げるなど、生涯を版画の教育普及に努めました。
増沢は、自らが住んでいた諏訪地域の風物や人の暮らしなどを、白黒や色刷りの木版画で表しました。そこには、諏訪湖の穴釣りや茅葺き屋根の民家、野良着姿の人々など、今では失われた昭和の光景を見ることができます。
また、増沢は細部にとらわれず勢いよく木版を彫り進め、それによって力強く素朴な味わいが現れています。本展では、懐かしさや素朴さを感じさせる増沢の木版画を、近年新しく収蔵した7点の大型版画作品を交えてご紹介します。

 

会期:令和7年4月18日(金)~6月8日(日)

休館日:毎週水曜日、祝日の翌日

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般420円(290円)、小・中学生180円(120円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です


令和6年度 アーティスト育成展「かおてぃっくこすもす作品展 銀塩写真への誘い」(終了しました)

長野県ゆかりのアーティストまたはグループに対する未来に向けた育成および支援を行う「アーティスト育成展 」。今年度の展示作家には、長野県在住のかおてぃっくこすもすを選定いたしました。

かおてぃっくこすもすは、廃れつつある銀塩写真の技術を残すべく写真表現を行っています。

今後の作家のさらなる飛躍を応援していただければ幸いです。

◆会  期 令和7年3月1日(土)~3月30日(日)

◆休 館 日  毎週水曜日、祝日の翌日

◆会  場 岡谷美術考古館1階 企画展示室

◆開館時間 午前10時~午後6時

◆入 館 料  無料

 


令和6年度企画展「ちいさくてもいいじゃないか みんなのミニチュア作品展」(終了しました)

岡谷美術考古館では、令和4年度に「ちいさくてもいいじゃないか みんなの0号作品展」と題し、一般の方々から小さな作品を募集し、一堂に展示いたしました。本展に際しては、子どもから大人までの多くの皆様から作品をお寄せいただきました。
今年度は「ちいさくてもいいじゃないか みんなのミニチュア作品展」と題を改め、昨年度に続き小作品をご応募いただき、展示いたしました。
その作品はどれも身近に飾って楽しめそうな小さなサイズであり、多様な題材、材質、技法でそれぞれに輝きを放っています。
皆様の丹精込めた力作をごゆっくりご観覧いただき、お気に入りの作品を見つけてみてはいかがでしょうか。

 

会期:10月27日(日)~12月22日(日)

休館日:毎週水曜日、祝日の翌日(11月24日(日)は開館)、11月11日(月)、11月12日(火)

開館時間:10:00~18:00

観覧無料


令和6年度特別企画展「小口寉甫展 自然流の書」(終了しました)

岡谷市出身の小口寉甫(かくほ 本名は賢一。1913-2003)は、百貨店カネジョウを創業、経営するかたわら、書や盆栽、水石の制作に取り組み、国内外で多くの作品を発表し、その分野を普及させました。本展では、そのうち書の作品に焦点を当て、書家としての小口の生涯と作品をご紹介します。
小口は諏訪蚕糸高等学校(現岡谷工業高等学校)卒業後、書を津金寉仙(かくせん)に師事し、川村驥山(きざん)にも多大な影響を受けました。そこで身に付けた基礎を土台に、彼らに学んだ書と自らの個性を発展させて独自の様式を生み出し、「自然流」と名付けました。その多くは一字書で、同じ文字がさまざまな字形や線、墨の濃淡で表され、多彩な表情をもつ絵画的ともいえる書です。
また、小口は若い頃から、近所に住んでいた洋画家 髙橋貞一郎と親しくするなど、他分野の芸術にも造詣を深め、地域の作家たちを支援する活動にも尽力しました。
岡谷市美術会顧問を22年間にわたって務め、さらにカネジョウの店舗の一部に展覧会場を設け、地域の作家たちに発表の場を提供しました。
小口は、作品制作や文化振興活動をはじめ事業経営に至るまで、日々の生活の中で出会うさまざまな事物に芸術を見出していました。
芸術に対する深い思いに裏打ちされた、伸びやかで表情豊かな書の数々をご覧ください。

 

 

会期:5月16日(木)~7月15日(月)

休館日:毎週水曜日

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般520円(370円)、小・中学生260円(160円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です

 

 


林清登切手コレクション展(終了しました)

林清登切手コレクションは、1871年(明治4)から1989年(平成元)年に発行された1900点以上にも及ぶ切手を中心とする郵便関連資料です。収集家 林清登氏のご遺族より1994年(平成6)に当館に寄贈されました。日本郵便切手、中国郵便切手、韓国郵便切手を中心に年賀状や暑中見舞い、記念はがきなども含み、長年に渡り、数多く収集された貴重なコレクションです。
日本での切手の発行は、イギリスで世界最初の郵便切手が誕生してから31年後の、1871年に始まりました。それまで民間の飛脚屋に委ねられていた郵便業務が官営の新式郵便制度に切り替えられ、この機会に初めて4種の郵便切手が発行されました。それ以降、明治、大正、昭和の各時代の世相の様子をあらわす数多くの切手が発行されてきました。
本展では、これらの切手や郵便関連発行物を時系列で展示します。モチーフや色合いの美しさとともに、時代ごとに特有の役割など、多くの見どころのあるコレクションをお楽しみください。

 

会期:3月7日(木)~5月12日(日)

※会期中、一部作品の入れ替えがあります

(前半:3月7日(木)~4月9日(火)、後半:4月11日(木)~5月12日(日))

休館日:3月13日、21日、27日、4月3日、10日、17日、24日、5月7日、8日

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般370円(260円)、小・中学生160円(110円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です

 


アーティスト育成展「色彩躍動 小島広大 絵画展」(終了しました)

長野県ゆかりのアーティストまたはグループに対する未来に向けた育成および支援を行う「アーティスト育成展 」。今年度の展示作家には、茅野市出身の小島広大を選定いたしました。

小島は、色彩躍動をテーマに動植物に内包された色彩を表現した絵画や、人間よりもはるかに長寿な樹木と一瞬で輝き散る花火を合わせ、生命躍動を表現する樹と花火を構成した絵画を制作しています。それに加え、庭師の仕事を背景に、枯れや不要と言った理由で切断されてしまった枝と植物を抽象的に表現しています。

今後の作家のさらなる飛躍を応援していただければ幸いです。

◆会  期 令和6年2月24日(土)~3月24日(日)

◆休 館 日  毎週水曜日、3月4日、5日、21日

◆会  場 岡谷美術考古館1階 企画展示室

◆開館時間 午前10時~午後6時

◆入 館 料  無料

関連イベント

アーティストトーク「作品解説と制作過程」

3月9日(土)13:30~

定員20名、要申込(2月17日より受付)

 

ワークショップ「あなたは何を実らせる?描いてみよう!アートツリー」

3月17日(日)13:30~

定員10名、要申込(2月17日より受付)


第31回 岡谷市内小学校児童版画展(終了しました)

版画家・武井武雄の故郷であり、信州の版画活動の原点ともなった「双燈社版画部会」が誕生したここ岡谷市は、昭和29年頃から版画教育についても盛んに行われるようになり、全国小中学校版画コンクールでの入賞者を輩出するなど、全国的にも注目を集めてきました。この伝統は受け継がれ、市民による版画制作、学校現場での版画教育は、現在でも広く行われています。
そこで、市内全小学校にご協力をいただき、全学年の児童が制作した版画作品から、校内選考された各学級1点の作品を一堂に展示し、ご紹介いたします。

 

 

◆会期/2024年1月21日(日)~2月18日(日)

◆会場/岡谷美術考古館1階 企画展示室

◆開館時間/午前10時~午後6時

◆入場無料


移転開館10周年記念 美術考古館の隠れた名品展(終了しました)

今年度は、美術考古館の移転開館10周年にあたります。それを記念しまして、収蔵作品展「美術考古館の隠れた名品展」を開催いたします。
美術考古館には、絵画、彫刻、工芸、書など現在800点あまりの収蔵作品があり、年に数回展示替えをしてさまざまな作品を公開しています。それは作家ごとの個展という形であったり、一定のテーマを設定してそれに見合うさまざまな作家の作品を一堂に展示するといった展覧会です。しかし、作家によっては一点あるいは数点しか収蔵がないため、個展という形で展示することが難しい場合や、テーマの設定によっては公開する機会が少ない作品が数多くあります。
本展では、当館移転開館10周年を記念し、収蔵数は少ないながらも優れた美術作品を一堂に展示します。普段はなかなか見られない珍しい収蔵作品をこの機会にぜひご覧ください。

 

◆展示作家

安藤耕斎、小口正二、大和作内、伝 狩野芳崖■、小平鼎、清水多嘉示、篠原昭登、下条康麿、高浜虚子、東郷青児、中村一郎、西岡瑞穂、木喰上人▲、太刀(諏訪正恒、細樋国綱)▲

■:前期(1月4日―2月4日)

▲:後期(2月8日―3月3日)

 

会期:1月4日(木)~3月3日(日)

※会期中、一部作品の入れ替えがあります(2月5日(月)、2月6日(火)は入れ替えのため臨時休館)

休館日:毎週水曜日、祝日の翌日、2月5日、2月6日

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般370円(260円)、小・中学生160円(110円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です