2016年5月12日(木)~7月11日(月)収蔵作品展Ⅰ「早出守雄展ー空と水を描かせれば、誰にも負けないー」(終了しました)

7 水辺の秋 P40岡谷市出身の水彩画家、早出守雄(1918~1971)は、生まれ育った故郷(ふるさと)の風景をこよなく愛し、生涯、絵筆をとり続け、多くの人々の心に染みる風景画を多数、描きました。長年、教鞭をとり続け、また地域の芸術文化振興のために、後進の指導にもあたった早出とその作品は、今も多くの人々に愛され、親しまれています。

 

早出が描いた作品の大きな特長は、優れたデッサン力と類まれな画面構成にあります。早出は、水彩画でありながら、油彩画のようにコテを使うことによって、油彩画にも負けない力強さを画面いっぱいに展開しました。早出は、山や川、家並み、四季の移ろい、人の営みなど多くの風景画を描きましたが、生前、「空と水を描かせれば、誰にも負けない…」と自負していたといいます。

 

本展では、今も多くの人々の心の中に深く生き続ける早出守雄の風景画作品を一堂に展示します。早出が造形や構図を厳しく追及した画業の足跡を、「空」と「水」のさまざまな表現とともにご鑑賞ください。

 

会 期: 平成28年5月12日(木)〜平成28年7月11日(月)

会 場: 市立岡谷美術考古館

休館日: 毎週水曜日、祝日の翌日

入館料: おとな(高校生以上)350円  こども(小・中学生)150円

団体 おとな(高校生以上)250円 こども(小・中学生)100円 ※10名以上

諏訪郡内6市町村小中学生、岡谷市内の高校に在校、在住高校生は無料