岡谷美術考古館では、この3年間に、絵画・版画・工芸など多様な作品をご寄贈いただきました。
そのうち、和泉清(鋳金)・向山伊保江(七宝造形)・翠川昭久(彫刻)は、このたび新たに収蔵した作家です。和泉と向山は、全国規模の公募展でも審査員等を務め、各分野において諏訪地域を代表する実力作家です。翠川は郷土を拠点に、県展や全国公募展で活躍する多くの彫刻家を育成しました。
また、版画のまち岡谷の発展に尽力した武井吉太郎・小口作太郎・増沢荘一郎、そのほか、野村千春・織田昇・八幡竹邨の作品もご寄贈いただきました。
このように、過去から現在に至るまでの岡谷の美術を物語るうえで欠かせない作家の作品が揃い、当館のコレクションが一層充実することとなりました。
さらに、洋画家 志村一男についても、以前からの収蔵作品に加え、多くのご寄贈があり、この夏には「志村一男 新収蔵作品展」を開催することが叶いました。
本展では、多くの新収蔵作品の中から、一部をご紹介します。なお、新収蔵作品の中には、最近の展覧会ですでに公開したものもございます。それらの作品は、保存のため、今回の展示を割愛させていただきました。
作者および寄贈者の皆様に、心より感謝の意を表します。
会期:2021年1月15日(金)~3月9日(火)
休館日:毎週水曜日、祝日の翌日(2月12日(金))
開館時間:午前10時~午後5時(コロナウイルス感染拡大防止のため開館時間を短縮しております)
入館料:一般370円(260円)、小・中学生160円(110円)
※( )は10名以上の団体料金
※諏訪郡内に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です