岡谷市の天王垣外遺跡から発見された勾玉・管玉類は、弥生時代を代表する貴重な文化財として東京国立博物館に収蔵・展示されてきました。その玉類が115年ぶりの里帰りとなり、一堂に展示します。
明治40年8月、天王垣外遺跡の一画から一つの壺が発見されました。
場所は現在の中央通りとなる村道の開通工事で、発掘の際に壺は割れてしまいましたが、その中には300個以上の勾玉・管玉類が入っていたそうです。その玉類は当時の平野村(岡谷市の前身)役場、長野県庁を経由して、帝室博物館(現東京国立博物館)で現在まで収蔵・展示されてきました。
その勾玉・管玉類が「国立博物館収蔵品貸与促進事業」を活用することにより、115年ぶりに発見された岡谷市に里帰りし、一堂に展示できる機会に恵まれました。
この夏、弥生時代の岡谷について考えてみませんか。
会期:2023年7月15日(土)~9月18日(月・祝)
休館日:毎週水曜日、祝日の翌日(8月12日は開館)
開館時間:10:00~18:00
入館料:一般520円(370円)、小・中学生260円(160円)
※( )は10名以上の団体料金
※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です
◆関連イベント
講演会
「天王垣外遺跡の玉類が意味するもの」
と き 令和5年8月5日(土)午後2時から
ところ 岡谷市イルフプラザ・カルチャーセンター3F多目的ホール
講 師 長野県立歴史館 町田勝則
定 員 70名(要申込み)
申込み 市立岡谷美術考古館 TEL0266-22-5854