彫刻家 武井直也の関連資料目録を公開しました

岡谷市出身の彫刻家 武井直也(1893-1940)は、東京美術学校彫刻科在学中から日本美術院展に入選、1924年には会友となりました。同年にはフランスに渡り、グランド・ショーミエールでブールデルに師事しました。1936年に日本彫刻家協会を設立し、院展を離脱、翌年より文展でも活躍します。キュビズムを取り入れた作品や、レリーフ、大理石彫刻など、新たな表現方法や材質を意欲的に試み、創作の幅を広げていきますが、1941年に急逝しました。

武井は1920~30年代のヨーロッパの美術雑誌や彫刻作品集を多数所蔵していました。それらは、当時の日本人彫刻家の蔵書コレクションとしてはたいへん貴重なものであると同時に、武井が海外のさまざまな作家の彫刻作品を研究していたことを窺わせます。

 

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