向山伊保江は、七宝焼や金属板を複雑に組み合わせた制作を独自の技法で発展させている工芸作家です。
その表現は、器やアクセサリーなど工芸品としての七宝にとどまることなく、七宝技法の可能性を広め、その芸術性を高める挑戦を積み重ねてきた成果と言えるでしょう。
そして日展、日本現代工芸美術展、長野県美術展の審査員をつとめ、七宝講師も積極的に行い、全国的にも地域においても七宝文化の発展に取り組んでいます。
向山の作品は、直線や曲線を組み合わせた抽象的で多彩な魅力ある大型作品や、鳥や花などをモチーフにした愛らしい小型作品など多様です。
そこには、人生のさまざまな経験の中で抱いた思いや感情が反映されています。色とりどりの釉薬を施した七宝や、印象的な質感に加工された金属―これらの小さなパーツが一つ一つ集まった美しい造形世界は、鑑賞者の目を引き付けてやみません。
白を基調とした最新作にも注目が集まっています。
本展では、向山が積み重ねてきた七宝造形の軌跡を、初期から現在までの作品を通してご紹介します。
会期:令和8年7月16日(木)~令和8年9月13日(日)
休館日:毎週水曜日、祝日の翌日
開館時間:10:00~18:00
入館料:一般580円(420円)、小・中学生290円(180円)
※( )は10名以上の団体料金
※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です



