岡谷市出身の洋画家 宮原麗子(1930-2021)は、スペインやギリシアの風景を明るく柔らかい色彩で描いたことで知られています。宮原の絵画には、夕暮れの日差しを受けてうっすらとピンク色に輝く白壁や、温かみのあるオレンジ色の大地など、光の移ろいを感じさせるような優しい色が溢れています。その魅力は、赤など強い色が用いられた場合でも変わることはありません。宮原の絵の中ではどの色も、どことなく深みのある印象を与えるのです。
その理由は、絵画に少し近づいてよく見ると見えてきます。一つの色の面を見ても、そこには印象主義絵画のように細かい筆触のさまざまな色が混在しており、離れて見るとそれらが重なり合い、複雑な色合いを作り出していることがわかります。
本展では、宮原がよく用いる色や、作品の中での色使いがもたらす効果に着目します。また、画業の積み重ねの中で、その美しい色使いがどのように形作られていったのかにも目を向けます。
宮原のほのかに煌めくような色合いをごゆっくり味わっていただけますと幸いです。
会期:令和8年9月17日(木)~令和8年11月23日(月)
休館日:毎週水曜日、祝日の翌日(9月22日、9月23日は開館)
開館時間:10:00~18:00
入館料:一般420円(290円)、小・中学生180円(120円)
※( )は10名以上の団体料金
※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です
関連イベント:学芸員によるギャラリートーク
11月3日(火・祝)午後2時~
要入館料、申込み不要



