過去の展覧会


令和2年度 収蔵作品展Ⅰ 志村一男 新収蔵作品展(会期を延長しました)

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《静物》1980年

諏訪市四賀に農家の長男として生まれた志村一男(1908-1981)は、10歳のときに通っていた四賀小学校で岸田劉生展を見て感動し、画家を志しました。
家業のかたわら独学で絵を描いていた志村は、矢崎牧廣と知り合い啓発され、冬季のみ春陽会洋画研究所に通い研鑽を積みます。
1930年協会展、独立美術展に入選を果たしたのち、中川一政に師事、春陽会を中心に活動しました。
やがて東京を拠点に、故郷の諏訪地域を行き来しながら、身の回りの食品や器を題材とした静物画、多摩川の河原や八ヶ岳山麓の田園風景を描き続けました。
決して時流に流されることなく、対象から受ける感動を実直に表すという制作姿勢は生涯を通して一貫していました。

このたびは、新収蔵作品を含めたコレクションをご紹介いたします。
なお本展は、諏訪市美術館との共同開催です。会期中、諏訪市美術館の入館券(半券)をご提示いただくと、団体料金に割引いたします。

●会 期:令和2年6 月1日(月)~8月2日(日)

●休館日:水曜日・祝日の翌日

●入館料:一般370円(260円) 小中学生160円(110円)

( )内は10名以上の団体料金

※諏訪郡内在住・在学の小・中学生、岡谷市在住・在学高校生は無料

 

 


収蔵作品展Ⅲ 春をいろどる 花の絵画展(終了しました)

野村千春《見上げた桜》

野村千春《見上げた桜》1991年

花は古来より人々を魅了し、親しまれてきた身近にある自然の美です。季節ごとに咲く色とりどりの花は、鑑賞するだけでなく、壁画や紋章、模様の絵柄としても親しまれ、数多くの画家によって作品のモチーフにもされてきました。
岡谷市に縁のある画家たちの絵の中にも花の絵は多く見られます。本展では今井章雄、織田昇、田中隆夫、野村千春、花岡哲象、林勇、松井緑、宮原麗子の8人の画家が描いた春に咲く花の絵を紹介しています。彼らの作品の対象は、古来より日本で親しまれてきた桜、梅、椿や、岡谷でも生産がされているラナンキュラスといった、庭や公園など生活の中で身近に咲く花が多く描かれています。
今年は各地で雪不足となる暖冬となり、例年よりも春の訪れがはやいと言われております。春を感じるのは陽気や日の長さ、そして花の開花。厳冬の信州で育った8人の画家たちの目に春を告げる花はどのように映っていたのでしょうか。
本展では8人の画家それぞれの視点と表現によって描かれた絵画をとおし、冬の終わりと春の訪れを感じる春の花も紹介します。ぜひ、絵画のお花見をお楽しみください。

 

●会 期:令和2年3月5日(木)~5月10日(日)

●休館日:水曜日・祝日の翌日

●入館料:一般370円(260円) 小中学生160円(110円)

( )内は10名以上の団体料金

※諏訪郡内在住・在学の小・中学生、岡谷市在住・在学高校生は無料


2019 体験的絵画講座「作品展」(終了しました)

IMG_8440◆会期/3月5日(木)~30日(月)

◆会場/1階 交流ひろば

◆入館料/無料

◆開館時間/午前10時~午後7時


若手アーティスト育成公募展「挑戦そして飛躍」「クボタノブエ / Powder Snow in March」(終了しました)

SKM_C30820022714531この度、岡谷市ゆかりの若手アーティストまたは若手グループに対する支援や育成を行うために、「若手アーティスト育成公募展 挑戦そして飛躍」を開催することになりました。第2回目の展示作家は、グラフィックデザイナー・イラストレーターのクボタノブエを選定いたしました。
岡谷市出身のクボタは、女子美術大学でグラフィックデザインを専攻、在学中よりグラフィック制作を始めました。日常のなかで目にした風景や人をはじめ、故郷 岡谷にある遺跡や公園に着想を得たグラフィックデザインも制作しています。その作品は、水彩画のようなにじみをもつ色面や点描で構成され、美しい色合いと透明感のある、おおらかな世界観を持っています。
東京を中心に個展やグループ展を多数開催するほか、Webマガジンやフリーペーパーなどにも挿絵を提供しています。
クボタの作品には、日々の何気ない考えや出来事を大切にし、真摯に生きる姿勢が現れています。その作品を多くの方々に楽しんでいただくとともに、今後の作家のさらなる飛躍を応援していただければ幸いです。

 

◆会期 2020年3月1日(日)~3月27日(金)

※3月2日(月)は臨時休館

◆会場
市立岡谷美術考古館1階 企画展示室

◆入 館 料
無料

◆開館時間
 午前10:00~午後7:00

◆作家在廊期間 3月15日(日)~22日(日)

2018_裏庭

2018年 裏庭

2016年_海戸遺跡02

2016年 海戸遺跡 タイポグラフィ

 


信濃刀画の会 50周年記念展(終了しました)

IMG_1225昭和45(1970)年、増沢荘一郎が中心となって創立した木版画の会「信濃刀画の会」の50周年作品展です。

■会期:令和2年2月21日(金)~2月24日(月)

■開館時間:午前10時~午後7時

※最終日は午後5時まで

■場所:岡谷美術考古館1階 交流ひろば・企画展示室

■入館無料

 

 

◆関連イベント◆

1月23日(日)13:00~16:00

ワークショップ「エコで楽な木版画を」

講師:清澤亥之吉さん(信濃刀画の会講師)・会員の皆さん


放課後こどもの居場所づくり事業作品展(終了しました)

岡谷市市では、すべての小学校で「放課後こどもの居場所づくり事業」を行っています。

地域の大人の指導により、子どもたちがさまざまな美術・工芸作品を楽しんでいます。

◆期間:令和2年2月4日(火)~2月16日(日)まで

◆場所:岡谷美術考古館1階 交流ひろば

◆入館無料

投稿日: 作成者: art | 第27回 岡谷市内小学校児童版画展(終了しました) はコメントを受け付けていません


第四回 東高展(終了しました)

SKM_C30820011813390岡谷東高校の写真部・書道部・美術文芸部の皆さんによる合同作品展です。

◆会期/2020年1月18日(土)~1月30日(木)

◆開館時間/午前10時~午後7時(最終日は午後4時まで)

◆会場/岡谷美術考古館1階 交流ひろば

◆入場無料


長野二紀小品展(終了しました)

SKM_C30820010510240二紀展に出品する32人の作家による小品展です。

●会期 令和2年1月5日(日)~1月13日(月)

●開館時間 午前10時~午後7時

※ 5日(日)は午後1時から、13日(月)は午後5時まで

●休館日 1月6日(月)・1月8日(水)

●入場無料


特別企画展「双燈社 版画のまちの誕生」(終了しました)

小口作太郎 タイトル不詳(双燈社作品集40より)

小口作太郎 タイトル不詳(双燈社作品集40より)

岡谷市は昭和30年代には「版画のまち」と呼ばれ、現在でも学校教育や地域の文化活動を通して、子どもから大人まで版画に親しむ土壌が生きづいています。その礎となったのは、版画においても多くの功績があった童画家 武井武雄が有志と協力し、終戦直後の1946(昭和21)年、故郷の岡谷市西堀(にしぼり)で創立した文化団体、双燈社です。双燈社の目的は、人々のすさんだ生活を物心両面で豊かにしようというもので、「文化とは、精神文化と物質文化の二つのともしびから成り立っている」 という理念と、会の拠点となった廣圓寺(こうえんじ)本堂にあった2本の灯篭にちなんで名づけられました。会の活動内容は、講演会やオーケストラ演奏会、手作りの雛人形の講習会、版画展や版画講習会、遠足など多岐にわたりました。
そのなかで、10年以上と最も長く、充実して活動したのが、武井を講師とする版画部会です。この会は、年に4回ほど各人が作品を持ち寄り、武井の講評を受ける、という形で行われました。毎回、作品集が作られ、それは100号にも及びます。その間には、版画家の恩地孝四郎や平塚運一・山口進、童画家の初山滋、彫刻家の石井鶴三・矢崎虎夫らを講師に招くなど、一流の芸術家と交流する機会も設けられました。
版画部会からは、武井吉太郎・小口作太郎など優れた作家が輩出、そのうち増沢荘一郎は学校教育に版画を取り入れ、全国的な展開を見せました。
本展では、版画部会作品集のほか、主な会員の大型版画作品を展示いたします。困難な日々にも希望を見いだし、いきいきと芸術を楽しむ会員たちの姿を感じていただければ幸いです。

会期:2020年1月9日(木)~3月1日(日)

 

◆関連イベント
2月9日(日) 午後1時30分~

●講演会「西堀風土記 問わず語り―双燈社の文化活動」(申し込み不要、要入館料)
講 師:八幡兵吉氏

岡谷市出身。市内の企業で製造業に長年携わるかたわら、地域の自然・歴史・文化を学び、地域を再認識する「郷土学」の観点より、双燈社をはじめ、多くの文人・芸術家を輩出した西堀地区の風土を調査している。

 

2月22日(土) 午後1時30分~

●学芸員によるギャラリートーク  (申し込み不要、要入館料)

 

2月23日(日) 午後1時~

●信濃刀画の会ワークショップ「エコで楽な木版画を」(要申し込み、別途参加費)

講 師:清澤亥之吉氏(信濃刀画の会講師)

 

開館時間 午前10:00~午後7:00
休館日  毎週水曜日、祝日の翌日
特別企画展
入館料:大人520円(370円)、小・中学生260円(160円)
※( )は10名以上の団体料金
※諏訪郡内在住・在学の小・中学生、岡谷市内在住・在学の高校生は無料