過去の展覧会

2017年3月31日(金)~5月7日(日)
収蔵作品展Ⅳ 静物画展 静寂を描く(終了しました)

静物画とは、動かない物を描く絵画です。

17世紀のオランダでひとつのジャンルとして成り立ちました。はじめは豪華な食材や貴重なコレクション、あるいは頭蓋骨、貝殻、本、楽器など人生のはかなさを暗示するモチーフが、緻密で写実的な描写により、さまざまな物が今にも手に届きそうに描かれていましたが、19世紀なかばになると、身近にある何でもない物が題材に選ばれるようになります。表現方法についても、人間の目で見えたままのように再現することにとどまらず、ものの固有色にとらわれない色づかいや、筆のタッチを生かした表現、計算された画面構成など、画家の独創性が反映されるようになっていきました。

本展では、当館の収蔵作品のなかから、多数の作家の静物画を集めました。描かれるのは何の変哲もない「物」ですが、深みのある色あいの重厚な作品もあれば、鮮やかな色を強調した軽やかな作品もあり、その世界は多様です。

「ただの物」が織りなす、味わい深い静寂の世界をご堪能ください。


東伊豆町つるし雛展示(終了しました)

DSCN4828岡谷市の姉妹都市 静岡県東伊豆町は、つるし雛発祥の地です。

今回、特別に作品をお借りし、また岡谷市つるし雛同好会のご協力もいただき、つるし雛展を企画いたしました。

一針一針丁寧に作られた心温まるつるし雛をどうぞお楽しみください。

交流ステーションにて3月25日(土)までの開催です。無料でご覧いただけます。

 

2017年2月11日(土)~3月12日(日)
第24回岡谷市内小学校児童版画展(終了しました)

IMG_6062版画家・武井武雄の故郷であり、信州の版画活動の原点ともなった「双燈社版画部会」が誕生したここ岡谷市は、昭和29年頃から版画教育についても盛んに行われるようになり、全国小中学校版画コンクールでの入賞者を輩出するなど、全国的にも注目を集めてきました。この伝統は受け継がれ、市民による版画制作、学校現場での版画教育は、現在でも広く行われています。
そこで、市内全小学校にご協力をいただき、全学年の児童が制作した版画作品から、校内選考された各学級1点の作品を一堂に展示し、ご紹介いたします。
ぜひご覧ください!

会  期:平成28年2月6日(土)~平成28年3月6日(日)

会  場:市立岡谷美術考古館1階企画展示室

そ の 他:休館日 毎週水曜日、祝日の翌日
入館料 高校生以上350円(250円)、小・中学生150円(100円)
( )内は10名以上の団体料金
※諏訪郡内在住/在学の小・中学生、岡谷市内在住/在学の高校生は無料

2017年2月7日(火)~3月26日(日)
岡谷美術考古館開館3周年記念特別企画展 姉妹都市アーティスト展 大竹夏紀展(終了しました)

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アクセサリーガール♥

岡谷美術考古館では、岡谷市制施行80周年及び当館のリニューアルオープン3周年記念の特別企画展として、姉妹都市アーティスト展「大竹夏紀展」を開催いたします。

大竹夏紀は、群馬県富岡市の出身で小さい頃から絵を描くことが好きで、特に少女や花の絵を描いており、その華やかでキラキラした世界観に憧れ続けていました。その後、多摩美術大学にてテキスタイルデザインを専攻して「蝋けつ染め」に出会います。蝋けつ染めは、溶かした蝋を布地にしみこませることによって防染し柄を染める技法で、日本では正倉院宝物に見られるなど、天平時代から見られる伝統的な染色技法です。

大竹はその伝統的な技法を現代的な感性によって少女絵を鮮やかにポップに描きます。上品な輝きを持つ絹を使い鮮やかな発色の酸性染料を使うことで、きらめく色彩を表現し、また染めた布を自由な形に切り取り組み合わせることによって、作品が布幅の制限されることなく無限の広がりをみせ、見るものを圧巻し不思議な世界へ誘います。

2010年には、東京モード学園のCMにも作品が起用され、東京や群馬、また海外でも作品発表を行い、活躍が期待されている作家です。

本展では、学生時代の作品から新作を加えた数々の作品と、制作の様子がわかるアトリエ再現などをご覧いただけます。

染色された色彩により光り輝く少女たち。その幻想的な大竹ワールドをお楽しみください。

会 期: 平成29年2月7日(火)〜3月26日(日)

会 場: 市立岡谷美術考古館

休館日: 毎週水曜日、祝日の翌日

入館料: おとな(高校生以上)500円  こども(小・中学生)250円

団体 おとな(高校生以上)350円 こども(小・中学生)150円 ※10名以上

諏訪郡内6市町村小中学生、岡谷市内の高校に在校、在住高校生は無料

 

★関連イベント

アーティスト・トーク

日時: 3月4日(土)午後1時から30分程度

申し込み不要、要入館料

 

ワークショップ「ろうけつ染めを体験してみよう」

日時: 3月4日(土)午後2時~4時

定員: 9名(要申し込み、小学生以下は保護者同伴)

参加費:2,000円

ワークショップ画像


収蔵作品展Ⅲ 新寄贈作品展(終了しました)

宮原むつ美《PLAZA》 1997年、油彩

市立岡谷美術考古館は、今年度でリニューアルオープン3周年を迎えました。

その3年の間、絹本、油彩、版画、彫刻などさまざまな作品のご寄贈をいただきました。

ご好意でいただいた寄贈作品を2会場で展示し、新しい収蔵作品を多くの方にご紹介いたします。

会 期: 平成29年1月5日(木)〜1月31日(火)

会 場: 市立岡谷美術考古館

休館日: 毎週水曜日、祝日の翌日

入館料: おとな(高校生以上)350円  こども(小・中学生)150円

団体 おとな(高校生以上)250円 こども(小・中学生)100円 ※10名以上

諏訪郡内6市町村小中学生、岡谷市内の高校に在校、在住高校生は無料

 

2016年11月10日(木)~12月26日(月)
収蔵作品展Ⅱ 郷土美術の先駆者展(終了しました)

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田中隆夫《農婦と猫》

ここ岡谷は、絵画、彫刻、書などさまざまな美術作家を輩出してきました。それらの作家たちは、師弟関係にあったり、美術団体を結成するといった交流を通して美術の道を志したり、後進の育成にも力を注ぎました。

今年は、多くの郷土美術作家が腕を磨き、成果を発表する場となってきた岡谷展が50周年を迎えます。これを記念して、当館の収蔵品のなかから岡谷美術の礎を築いてきた作家たちの作品を一堂に展示いたします。今回はこれまで展示する機会の少なかった作品を中心とし、おなじみの作家たちのまた違った一面を感じていただければと思います。

また、岡谷展を主催する岡谷市美術会による物故会員展も、館内で同時開催されることになりました。

こちらもあわせてご覧いただき、岡谷美術の歩みを振り返りつつごゆっくりご覧ください。

会 期: 平成28年11月10日(木)〜平成28年12月26日(月)

※岡谷市美術会の物故会員展は、11月10日(木)~12月26日(月)

会 場: 市立岡谷美術考古館

休館日: 毎週水曜日、祝日の翌日

入館料: おとな(高校生以上)350円  こども(小・中学生)150円

団体 おとな(高校生以上)250円 こども(小・中学生)100円 ※10名以上

諏訪郡内6市町村小中学生、岡谷市内の高校に在校、在住高校生は無料

2016年9月17日(土)~11月6日(日)
平成28年度特別企画展「根岸芳郎展 1970-2016 その旅立ちと現在」(終了しました)

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《9-2-10》 2009年、アクリル

岡谷市出身の根岸芳郎は、色彩だけで構成される絵画を描く、現代アートの作家です。

根岸の作品は、色とりどりの美しいグラデーションが特徴で、見ているとその色彩の世界に包まれているような感動があります。

根岸は1970年代にボストンに留学し、アメリカ発祥のカラーフィールドペインティングに出会いました。カラーフィールドペインティングとは、人物・風景といった「何か」を描くのでなく、色彩だけの画面によって雰囲気のある「場」を作ろうとする現代アートの一種です。根岸は、日本で初めてそれを実践した作家の一人です。

本展では、武蔵野美術大学時代からボストン留学時代をへて現在まで、根岸の画業の変遷をたどります。

会 場: 市立岡谷美術考古館
休館日: 毎週水曜日、祝日の翌日
入館料: おとな(高校生以上)500円  こども(小・中学生)250円
団体 おとな(高校生以上)350円 こども(小・中学生)150円
※10名以上
諏訪郡内6市町村小中学生、岡谷市内の高校に在校、在住高校生は無料

 

◆関連イベント◆

■対談(無料)

木下長宏(美術評論家)・根岸芳郎

10月9日(日)15:00~16:30

 

■作家によるギャラリートーク

9月17日(土)10:30~11:00(要入館料)

10月2日(日)15:00~15:30(要入館料)

11月3日(木・祝)14:00~14:30(開館記念日のため無料)

 

■ミュージアム・コンサート(無料)

9月30日(金)18:30~19:10(当日は20:00まで開館)

懐かしの映画音楽(サックス 佐藤典夫・ピアノ 中嶋由紀子)

10月16日(日)15:00~15:40

ジャズ・ライブ(JIVA ZERO)

11月3日(木・祝)15:00~15:40

ジャズ・ライブ(Alex Jazz Group)

 

2016年7月16日(土)~9月11日(日)
平成28年度特別企画展 「姉妹都市アーティスト展 伊東美和・内尾和正」(終了しました)

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内尾和正《棘の竜》

今年度は岡谷市制施行80周年ならびに岡谷美術考古館の移転開館3周年にあたります。

それを記念いたしまして、「姉妹都市アーティスト展」を開催いたします。

岡谷市出身の伊東美和は、カフェなどの店頭に飾られる色鮮やかなチョークアートの作家です。

岡山県玉野市出身の内尾和正は、空想上の風景や生き物を、リアルなイラストに描きます。

今回は、2人の作品を、2会場に分けて展示いたします。

それぞれ独自の表現世界をお楽しみください。

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伊東美和《pizza》 2014年

 

◆関連ワークショップ◆

●7月30日(土)おかやきつね祭り、8月11日(木・祝)

伊東美和ワークショップ「チョークアートに挑戦してみよう」

ハガキサイズの黒板にオイルパステルを使って描きます。モチーフは何種類かの中から選べます。お部屋のインテリアや贈り物としても使えます。

参加費1000円~ 要申し込み(当日参加可)

チョークアート

 

●8月28日(日)

内尾和正展関連イベント「夢のいきもの大募集!!」表彰式&ギャラリートーク

岡谷市内の4歳~12歳の皆さんから募集した「夢のいきもの」の絵の表彰式と、内尾和正さんによるギャラリートークです。

※応募作品は、8月28日(日)~9月11日(日)まで1階企画展示室にて展示いたします。

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2016年5月12日(木)~7月11日(月)
収蔵作品展Ⅰ「早出守雄展ー空と水を描かせれば、誰にも負けないー」(終了しました)

7 水辺の秋 P40岡谷市出身の水彩画家、早出守雄(1918~1971)は、生まれ育った故郷(ふるさと)の風景をこよなく愛し、生涯、絵筆をとり続け、多くの人々の心に染みる風景画を多数、描きました。長年、教鞭をとり続け、また地域の芸術文化振興のために、後進の指導にもあたった早出とその作品は、今も多くの人々に愛され、親しまれています。

 

早出が描いた作品の大きな特長は、優れたデッサン力と類まれな画面構成にあります。早出は、水彩画でありながら、油彩画のようにコテを使うことによって、油彩画にも負けない力強さを画面いっぱいに展開しました。早出は、山や川、家並み、四季の移ろい、人の営みなど多くの風景画を描きましたが、生前、「空と水を描かせれば、誰にも負けない…」と自負していたといいます。

 

本展では、今も多くの人々の心の中に深く生き続ける早出守雄の風景画作品を一堂に展示します。早出が造形や構図を厳しく追及した画業の足跡を、「空」と「水」のさまざまな表現とともにご鑑賞ください。

 

会 期: 平成28年5月12日(木)〜平成28年7月11日(月)

会 場: 市立岡谷美術考古館

休館日: 毎週水曜日、祝日の翌日

入館料: おとな(高校生以上)350円  こども(小・中学生)150円

団体 おとな(高校生以上)250円 こども(小・中学生)100円 ※10名以上

諏訪郡内6市町村小中学生、岡谷市内の高校に在校、在住高校生は無料


岡谷駅前の「昔」と「いま」 まち歩き写真展(終了しました)

開業110周年を迎えた岡谷駅…駅舎も新しくなり、岡谷市の玄関口としてますます発展していきます。

昔の岡谷駅ってどんな風だったんだろう?岡谷駅前はどんな感じだったんだろう?

岡谷駅、童画館通り、イルフプラザやその周辺のお店とともに、岡谷駅前の「昔」と「いま」の写真を展示します。

会期/平成28年3月19日(土)~3月27日(日)

場所/1階交流ひろば

入場/無料

主催/岡谷商工会議所

共催/東日本旅客鉄道株式会社岡谷駅・岡谷TMO・岡谷スタンプ協同組合・市立岡谷美術考古館

協力:童画館通り商店街・イルフプラザ店舗会・ララオカヤ