会期:9月9日(金)―9月11日(日)
時間:午前10時~午後6時(最終日は午後3時まで)
会場:岡谷美術考古館1階 交流ひろば、企画展示室
観覧無料
宮坂巴堂の師 守矢篁山(こうざん)、その師 佐々布(さそう)篁石など周辺作家の作品を展示し、巴堂の交流関係や系譜をたどります。また、より多くの宮坂巴堂作品もご覧いただけます。
会期:9月16日(金)―9月25日(日)
会場:岡谷美術考古館1階 交流ひろば、企画展示室
時間:午前10時~午後6時
観覧無料
諏訪市出身の日本画家、宮坂巴堂(はどう 1882-1957)は、のちに岡谷に居を構え、人物画・歴史画などを描きました。中でも美人画を得意とし、明治から大正期の諏訪地域においては貴重な存在となりました。
諏訪市中洲中金子の矢崎家に生まれた巴堂(本名は文弥、のち春章)は、少年時代から守矢篁山(こうざん)に絵を習い、諏訪中学校を卒業、20歳で岡谷市小井川の宮坂家の養子となりました。そののち東京美術学校に入学し、そこで円山派の川端玉章に学び、好成績を修めます。画壇からは距離を置き、生涯を通じて花鳥画や美人画、仏画、伝記や昔話など幅広い題材を、円山派の影響を感じさせる写実的で自然な画風で描き続けました。
本展ではご遺族から多数の作品をお借りし、巴堂の生涯と画業を振り返ります。繊細で温かみに溢れた日本画の数々をお楽しみください。
会期:8月11日(木・祝)~10月23日(日)
休館日:毎週水曜日、祝日の翌日(9月20日/10月11日)
開館時間:10:00~18:00
入館料:一般520円(370円)、小・中学生260円(160円)
※( )は10名以上の団体料金
※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です
◆関連展示
宮坂巴堂をとりまく人々
9月16日(金)-9月25日(日)
宮坂巴堂の師 守矢篁山、その師 佐々布篁石など周辺作家の作品を展示し、巴堂の交流関係や系譜をたどります。また、より多くの宮坂巴堂作品もご覧いただけます。
◆関連イベント
ミニ掛軸を作ろう
宮坂巴堂の作品を使って小さな掛軸を作ります。
※絵柄は美人画と山水画どちらか(選べない場合もございます)
講師:宮坂春夫さん
日時:2022年9月18日(日)午後1時~午後2時
参加費:500円
定員:10名(要申込)
※9月1日(木)から受付開始
掛軸のおよその寸法は縦82㎝、横23㎝です
ギャラリートーク
講師:宮坂春夫さん
日時: 2022年9月18日(日)午後2時~、9月24日(土)午前10時30分~
要入館料
定員:10名(要申込)
※9月1日(木)から受付開始
両日とも内容は同じです
昨年12月、岡谷市出身の画家 宮原麗子先生がご逝去されました。
宮原先生は1930年、画家 髙橋貞一郎の長女として生まれました。子どもの頃からよく父と一緒に写生に行くなど、絵に親しんで育ちました。女子美術大学在学中から一水会展と女流画家協会展に出品、受賞を重ね、のちに両会で委員を務めます。また、自宅を開放して絵画教室を主宰し、後進の育成にも尽力しました。
宮原先生は、はじめは故郷 岡谷や移住先の名古屋・神奈川などの風景を、木々の緑が印象的な、貞一郎によく似た筆致で描きます。1984年に取材旅行でヨーロッパを訪れ、その風景に魅了されてからは、スペインやギリシアの遺跡や風景を新たな題材として多くの作品を残しました。いずれの作品も一貫して、身の回りの何気ない風景や部屋の片隅の静物を安定した構図によって描き出したものです。そこには、宮原先生が最も影響を受け、尊敬する画家だという父 貞一郎から受け継いだ誠実さがあり、どこか懐かしい温かさに満ちています。
本展では、大学卒業後から近年までの当館収蔵作品を展示し、宮原先生の画業を振り返ります。また今回は、一般の人々の目に触れる機会が少ない、母校 岡谷東高等学校の所蔵作品もご紹介します。
会期:5月26日(木)~8月7日(日)
休館日:毎週水曜日、祝日の翌日
開館時間:10:00~18:00
入館料:一般370円(260円)、小・中学生160円(110円)
※( )は10名以上の団体料金
※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です
この度、市立岡谷美術考古館では収蔵作品展Ⅲ「堀内唯生 新収蔵作品展」を開催します。
堀内唯生(本名 忠雄)は1900年諏訪郡玉川村(現茅野市)に生まれ玉川尋常小学校で中川紀元に図工を習いました。1925年に上京し、中川一政に弟子入りし雅号を唯生とします。翌年第4回春陽会展に初入選し、以降終戦間際までほぼ毎年入選します。1945年、東京大空襲により戦前の絵を焼失、堀内は故郷へ疎開します。それ以降、農業のかたわら絵を描き続けました。
「一生に一枚でよいから自分が本当に良いと思う画を描きたい」と生涯絵を売らず、郷里に留まり真摯に絵を描き続けた堀内。それは画商や画壇に迎合しない堀内の自由な絵を生み出しました。戦前は写実的な絵を描いた堀内ですが、戦後はたくみ沢や花、海を作品の主なモチーフに自身の心象を投影したかのような大胆なタッチでやや抽象的な作品を描いています。
当館では昨年度、ご遺族から新たに22展の作品をご寄贈いただきました。本展では当館の収蔵作品7点と併せてご紹介しいたします。一途に絵と向き合い続けた堀内の作品を、ごゆっくりお楽しみください。
会 期 3月17日(木)~5月22日(日)
休 館 日 水曜日、祝日の翌日(3/22)※5/6は開館します
開館時間 10:00~18:00
入 館 料 一般370円(260円)、小・中学生160円(110円)
※( )は10名以上の団体料金
※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です
この度、長野県ゆかりのアーティストまたはグループに対する未来に向けた育成および支援を行うために、「アーティスト育成展 」を開催することになりました。昨年度までの「若手アーティスト育成公募展」から年齢制限を外し、募集範囲を岡谷市ゆかりから長野県ゆかりへと広げた初回の展示作家には、旧北御牧村(現東御市)出身で“Empty(空っぽ)”をテーマにインスタレーション(空間展示)やパフォーマンスアートを行う渡邉忠を選定いたしました。
渡邉は、長野美術専門学校で学び、卒業後は東京や海外において多数の個展やグループ展で作品を発表しています。本展では、主となる物体を囲う物体―解体した型枠を展示する「型枠技法」によって経験や感情、想いを間接的に表し、“Empty”の空虚さや儚さを表現します。作品テーマ“Empty”は流動的な状態だと渡邉は言います。作品の新鮮さやエネルギーを表現するため、3月11日には公開で展示替えを行う予定です。
本展は当館において初めてのジャンルの作品の展覧会となります。「アーティスト育成展」として新たに始まる初回の展覧会にふさわしい、記憶に残るインパクトのある渡邉の作品の世界観をお楽しみください。
今後の作家のさらなる飛躍を応援していただければ幸いです。
初日の2月25日は展示の公開制作を行います
◆会 期 2月25日(金)~3月21日(月・祝)
◆休 館 日 毎週水曜日、祝日の翌日 ※3月14日(月)は臨時休館
◆会 場 岡谷美術考古館1階 企画展示室
◆開館時間 午前10時~午後6時
◆入 館 料 無料
版画家・武井武雄の故郷であり、信州の版画活動の原点ともなった「双燈社版画部会」が誕生したここ岡谷市は、昭和29年頃から版画教育についても盛んに行われるようになり、全国小中学校版画コンクールでの入賞者を輩出するなど、全国的にも注目を集めてきました。この伝統は受け継がれ、市民による版画制作、学校現場での版画教育は、現在でも広く行われています。
そこで、市内全小学校にご協力をいただき、全学年の児童が制作した版画作品から、校内選考された各学級1点の作品を一堂に展示し、ご紹介いたします。
◆会期/2022年1月23日(日)~2月20日(日)
◆会場/岡谷美術考古館1階 企画展示室
◆開館時間/午前10時~午後6時
◆入場無料
艸(そう)とは、コロナ禍のすきまを力を振り絞り、芽を出そうとする雑草です。
会期:2022年1月14日(金)~1月18日(火)
開館時間:午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)
会場:岡谷美術考古館1階
入場無料
この度、市立岡谷美術考古館では「小平陽子展 ~絵本 諏訪の龍神さま と 縄文の癒し~」を開催します。
グラフィックデザイナー 小平陽子氏は東京藝術大学卒業後、企業デザイナーを経て独立し、現在は岡谷市のアトリエKODAIRAにて活動を行っています。これまで多くの美術館・博物館やテーマパーク等のグッズやロゴ、パッケージデザインを制作し、岡谷市においては岡谷市民病院エントランスの壁画立体デザイン、シルクファクト宮坂製糸所のグッズデザイン等を手掛けており、当館の考古展示解説イラストもそのひとつです。最近は「諏訪龍神プロジェクト」や「スワんこプロジェクト」において地域の歴史や文化を伝える紙芝居や絵本、ソノリティカードを制作するなど、地域に根ざした活動を行っています。
本展では「諏訪の龍神さま」などの絵本の挿絵をはじめ、小平氏の高校から企業デザイナー時代の作品などをご紹介します。水彩やパステル調の優しい色合いの作品とインスタレーション(空間展示)によって表現される神話と癒しの世界をお楽しみください。
会期:2022年1月14日(金)~3月13日(日)
休館日:毎週水曜日、祝日の翌日
※2月12日(土)、23日(水)は開館します
開館時間:10:00~18:00
入館料:一般520円(370円)、小・中学生260円(160円)
※( )は10名以上の団体料金
※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です