過去の展覧会


収蔵作品展Ⅱ「髙橋靖夫 回顧展」(終了しました)

ピアノ遊びS

ピアノ遊び 1969年

本年4月29日、岡谷市出身の画家 髙橋靖夫先生が逝去されました。

1938年に画家 髙橋貞一郎の五男として岡谷市に生まれた髙橋先生は、幼い頃から芸術に触れて育ち、中学で長野県美術展、高校で一水社展に入選。東京藝術大学油絵画科へ進み、1961年に卒業制作が大橋賞を受賞。翌年、国画会展で初入選を果たします。その後も国画会展において多くの賞を受賞する一方で、女子美術大学教授を務め、地元岡谷においては約40年間絵画教室を主宰、岡谷市美術会の講師を務めるなど、多くの後進の指導にあたり、美術文化の発展に寄与してきました。

髙橋先生は近年、「窓辺」「地にあるものたち」シリーズを制作してきました。黄色を基調に、濃密かつ澄明な色彩で人間・動物・花々を描く、その感性の原風景は地元岡谷で子供の頃に庭で遊んでいた子どもの頃の記憶にあるそうです。

本展では学生時代から近年の作品まで、当館収蔵作品を紹介するほか、ご遺品の資料や貴重な写真なども展示し、髙橋先生を偲びます。

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※11月18日~22日までは2階美術展示室のみの展示、25日からは全館展示となります。

会期:11月18日(木)~1月10日(月・祝)

休館日:12月13日~17日、毎週水曜日、年末年始(12月29日~1月3日)

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般370円(260円)、小・中学生160円(110円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です


考古企画展「土器の比較から見る弥生文化ー縄文から弥生へー」(終了しました)

IMG_4853弥生時代に千曲川流域から発生し広域へ広がった栗林式土器と箱清水式土器。千曲川流域と天竜川流域の伊那谷の土器文化の影響を受けつつ独自性をもつ岡谷の弥生土器。地域と時代による土器の違いをご紹介しています。

展示資料の出土遺跡                  岡谷市中島A遺跡、海戸遺跡、橋原遺跡、長野市松原遺跡

共催:長野県立歴史館

会期:11月7日(日)まで

開館時間:10:00~18:00

 

入館料:一般520円(370円)、小・中学生260円(160円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です

 


特別企画展「翠川昭久と11人の彫刻家」(終了しました)

翠川昭久《脱2》1985年

翠川昭久《脱2》1985年

下諏訪町出身の彫刻家 翠川昭久(てるひさ・1928-2016)は、矢崎虎夫に師事し、教職のかたわら、郷土を拠点に制作を続けました。長野県展にて受賞を重ね、1989年には信州美術会事務長・県展幹事長に就任、2000年からは審査員を歴任しました。岡谷市美術会・諏訪美術会の彫刻講習会や、彫刻愛好者の会 彩塑会の講師を務め、多くの後進を育成。作家として、指導者として、現在も多くの人々に親しまれています。

そのほか、1991年より94年まで、岡谷蚕糸博物館・岡谷美術考古館館長を務めるほか、低処高思会・ミレー会・たつのこ会といった美術愛好団体にも所属し、幅広く地域の芸術文化発展に寄与しました。

没後5年を記念した本展では、翠川の作品を通じてその生涯を振り返るとともに、指導を受けた彫刻家11人の作品を展示し、現在活躍中の作家たちや郷土の美術界に与えた影響についても考察します。

 

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主催:市立岡谷美術考古館

後援:岡谷市美術会、諏訪美術会

展示作家:翠川昭久、赤羽晃一、今井千春、太田温、久保川稔、小松千恵子、小宮山史仁、中野和博、中村政道、三浦一則、三浦美保、宮坂辰男

会期:9月27日(月)~11月14日(日)

休館日:毎週水曜日、11月4日(木)

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般520円(370円)、小・中学生260円(160円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です


特別企画展「山田孝太郎 FANTASIC WORKS」(終了しました)

竜騎士の娘

《竜騎士の娘》

数多くの漫画・イラスト作品を手掛ける、諏訪郡出身の山田孝太郎氏の作品が集結。また、デビュー前の高校時代に描かれた貴重な作品もご紹介します。

山田氏の手掛ける作品は、キャラクターはもちろん、衣装や武器、生き物など、細部に至るまで繊細で美しく描かれています。多様な絵柄で表現された作品ごとの世界観は圧巻です。この夏、日常を離れ、荘厳美麗で幻想的なイラストの世界を旅しませんか。

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会期:7月15日(木)~9月20日(月)

休館日:毎週水曜日、8月10日(火)

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般520円(370円)、小・中学生260円(160円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です


大型粗製石匙 展示中(終了しました)

大型組成石匙現在、考古展示室で大型粗製石匙(おおがたそせいいしさじ・せきひ)を展示中です。石匙はつまみ状の小突起をもつ刃物の一種で、縄文時代早期に出現し、わずかながら晩期にも見ることができます。動植物の切断や皮剥ぎ、骨角器の製作具など、幅広い用途で使用されたと考えられ、大型粗製石匙は草取り鎌と想定されています。今回展示している大型粗製石匙で最大のものは目切遺跡のもので、幅が15㎝以上もあります。この機会にぜひ、実物をご覧ください。

 

※写真右下の定規は30㎝


企画展 諏訪国1300年(終了しました)

IMG_6053奈良時代に10年間だけ存在した「諏訪国」が、今年2021年に設置から1300年の節目を迎えます。721年に信濃国から分国され、731年に再び信濃国に併合された諏訪国ですが、分国や併合の理由は記録にありません。諏訪国の行政拠点も正確には分かっていませんが、諏訪郡で当時の役所、官衙(かんが)と思われる遺跡が榎垣外遺跡(えのきがいといせき)のみであるため、榎垣外遺跡が諏訪国の中心だったと考えられています。企画展「諏訪国1300年」では諏訪国と榎垣外遺跡をご紹介しています。また、須恵器(すえき)・緑釉陶器(りょくゆうとうき)・陶硯(とうけん)など、榎垣外遺跡の出土遺物も多数展示しています。

 

 

【会  場】2階考古展示室

【開館時間】10:00~18:00

【休  館】毎週水曜日、祝日の翌日(水曜日が祝日の場合は開館)


花の絵画展(終了しました)

松井緑《芽ぶき時》1982年収蔵作家の織田昇、野村千春、花岡哲象、林勇、堀内唯生、松井緑、宮原麗子が描いた春~夏の花をモチーフとした作品を展示します。作品には、それぞれの作家の視点で、生活の中で身近に咲く花が描かれており、本展ではモチーフとなった花の紹介も行っています。昨年、感染症対策のための臨時休館によって会期が早期終了となった、「収蔵作品展Ⅲ 春をいろどる 花の絵画展」の内容を一部変更して再びご紹介します。

会期:2021年4月22日(木)~7月4日(日)

休館日:毎週水曜日、祝日の翌日(5/6(木))

※5/5(水)は開館

開館時間:午前10時~午後6時

会場:1階交流ひろば・企画展示室

入館料:無料


収蔵作品展Ⅰ 人々の肖像(終了しました)

9.自画像 F12 1923年

髙橋貞一郎《自画像》1923年

人物を対象とした肖像画・肖像彫刻は、古くから数多く制作されてきており、教科書などの書籍や博物館・美術館、街角などさまざまな場面で目にする、なじみ深い存在です。
本展では、髙橋貞一郎や武井直也など、郷土の作家が制作した肖像画・肖像彫刻を一堂に展示します。似たような様式に見える肖像画・肖像彫刻も、構図や角度、ポーズなどが少しずつ異なり、作家それぞれの特徴を見ることができます。ある程度の制約がある中で、作家が工夫を凝らして作り上げた肖像の数々を、ごゆっくりご観覧ください。

 

展示作家:髙橋貞一郎・武井直也・野村千春・田中隆夫・小口節三・清水多嘉示・中川紀元

 

会期:2021年4月23日(金)~7月4日(日)

休館日:毎週水曜日、祝日の翌日、5月6日(木)(5月5日(水)は開館)

開館時間:午前10時~午後6時

入館料:一般370円(260円)、小・中学生160円(110円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪郡内に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です


花岡克行作品展「回顧―未完の色彩」(終了しました)

SKM_C300i21030211110会期:3月26日(金)~29日(月)

開館時間:午前10時~午後5時

会場:岡谷美術考古館1階

入場無料


企画展 からくりとコラージュ 心で遊び、手にとりあそぶ、二人展。(終了しました)

広報画像木工のからくりおもちゃを制作する作家・藤森和義氏と、緻密なコラージュ作品を制作する画家・イラストレーターの平林義男氏の二人展です。

大人も子どもも楽しめる、遊び心のある自由で魅力的な世界をご紹介します。

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会期:3月15日(月)~4月18日(日)

休館日:毎週水曜日、祝日の翌日(3月20日(土)は開館します)

開館時間:10:00~17:00(3月30日まで)、10:00~18:00(4月1日から)

入館料:一般520円(370円)、小・中学生260円(160円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です