過去の展覧会


アーティスト育成展「渡邊 忠 展 EMPTY NO.18 記憶の型枠」(終了しました)

この度、長野県ゆかりのアーティストまたはグループに対する未来に向けた育成および支援を行うために、「アーティスト育成展 」を開催することになりました。昨年度までの「若手アーティスト育成公募展」から年齢制限を外し、募集範囲を岡谷市ゆかりから長野県ゆかりへと広げた初回の展示作家には、旧北御牧村(現東御市)出身で“Empty(空っぽ)”をテーマにインスタレーション(空間展示)やパフォーマンスアートを行う渡邉忠を選定いたしました。
渡邉は、長野美術専門学校で学び、卒業後は東京や海外において多数の個展やグループ展で作品を発表しています。本展では、主となる物体を囲う物体―解体した型枠を展示する「型枠技法」によって経験や感情、想いを間接的に表し、“Empty”の空虚さや儚さを表現します。作品テーマ“Empty”は流動的な状態だと渡邉は言います。作品の新鮮さやエネルギーを表現するため、3月11日には公開で展示替えを行う予定です。
本展は当館において初めてのジャンルの作品の展覧会となります。「アーティスト育成展」として新たに始まる初回の展覧会にふさわしい、記憶に残るインパクトのある渡邉の作品の世界観をお楽しみください。
今後の作家のさらなる飛躍を応援していただければ幸いです。

初日の2月25日は展示の公開制作を行います

チラシ・イベントはこちら

 

◆会  期 2月25日(金)~3月21日(月・祝)

◆休 館 日  毎週水曜日、祝日の翌日  ※3月14日(月)は臨時休館

◆会  場 岡谷美術考古館1階 企画展示室

◆開館時間 午前10時~午後6時

◆入 館 料  無料


第29回 岡谷市内小学校児童版画展(終了しました)

版画家・武井武雄の故郷であり、信州の版画活動の原点ともなった「双燈社版画部会」が誕生したここ岡谷市は、昭和29年頃から版画教育についても盛んに行われるようになり、全国小中学校版画コンクールでの入賞者を輩出するなど、全国的にも注目を集めてきました。この伝統は受け継がれ、市民による版画制作、学校現場での版画教育は、現在でも広く行われています。
そこで、市内全小学校にご協力をいただき、全学年の児童が制作した版画作品から、校内選考された各学級1点の作品を一堂に展示し、ご紹介いたします。

◆会期/2022年1月23日(日)~2月20日(日)

◆会場/岡谷美術考古館1階 企画展示室

◆開館時間/午前10時~午後6時

◆入場無料


艸(そう)展(終了しました)

永く描いてきた「地元の絵かき作家」展です。

艸(そう)とは、コロナ禍のすきまを力を振り絞り、芽を出そうとする雑草です。

会期:2022年1月14日(金)~1月18日(火)

開館時間:午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)

会場:岡谷美術考古館1階

入場無料


特別企画展「小平陽子展~絵本 諏訪の龍神さま と 縄文の癒し~」(終了しました)

この度、市立岡谷美術考古館では「小平陽子展 ~絵本 諏訪の龍神さま と 縄文の癒し~」を開催します。
グラフィックデザイナー 小平陽子氏は東京藝術大学卒業後、企業デザイナーを経て独立し、現在は岡谷市のアトリエKODAIRAにて活動を行っています。これまで多くの美術館・博物館やテーマパーク等のグッズやロゴ、パッケージデザインを制作し、岡谷市においては岡谷市民病院エントランスの壁画立体デザイン、シルクファクト宮坂製糸所のグッズデザイン等を手掛けており、当館の考古展示解説イラストもそのひとつです。最近は「諏訪龍神プロジェクト」や「スワんこプロジェクト」において地域の歴史や文化を伝える紙芝居や絵本、ソノリティカードを制作するなど、地域に根ざした活動を行っています。
本展では「諏訪の龍神さま」などの絵本の挿絵をはじめ、小平氏の高校から企業デザイナー時代の作品などをご紹介します。水彩やパステル調の優しい色合いの作品とインスタレーション(空間展示)によって表現される神話と癒しの世界をお楽しみください。

チラシ・イベントはこちら

会期:2022年1月14日(金)~3月13日(日)

休館日:毎週水曜日、祝日の翌日

※2月12日(土)、23日(水)は開館します

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般520円(370円)、小・中学生260円(160円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です


小松秀徳展~諏訪湖の四季・輪廻転生・PORTE~(終了しました)

SKM_C300i21111814020会期:11月19日(金)~22日(月)

開館時間:午前10時~午後6時(最終日は午後4時まで)

会場:岡谷美術考古館1階

入場無料

諏訪湖創生ビジョン推進会議・『諏訪湖の日』協賛企画


収蔵作品展Ⅱ「髙橋靖夫 回顧展」(終了しました)

ピアノ遊びS

ピアノ遊び 1969年

本年4月29日、岡谷市出身の画家 髙橋靖夫先生が逝去されました。

1938年に画家 髙橋貞一郎の五男として岡谷市に生まれた髙橋先生は、幼い頃から芸術に触れて育ち、中学で長野県美術展、高校で一水社展に入選。東京藝術大学油絵画科へ進み、1961年に卒業制作が大橋賞を受賞。翌年、国画会展で初入選を果たします。その後も国画会展において多くの賞を受賞する一方で、女子美術大学教授を務め、地元岡谷においては約40年間絵画教室を主宰、岡谷市美術会の講師を務めるなど、多くの後進の指導にあたり、美術文化の発展に寄与してきました。

髙橋先生は近年、「窓辺」「地にあるものたち」シリーズを制作してきました。黄色を基調に、濃密かつ澄明な色彩で人間・動物・花々を描く、その感性の原風景は地元岡谷で子供の頃に庭で遊んでいた子どもの頃の記憶にあるそうです。

本展では学生時代から近年の作品まで、当館収蔵作品を紹介するほか、ご遺品の資料や貴重な写真なども展示し、髙橋先生を偲びます。

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※11月18日~22日までは2階美術展示室のみの展示、25日からは全館展示となります。

会期:11月18日(木)~1月10日(月・祝)

休館日:12月13日~17日、毎週水曜日、年末年始(12月29日~1月3日)

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般370円(260円)、小・中学生160円(110円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です


考古企画展「土器の比較から見る弥生文化ー縄文から弥生へー」(終了しました)

IMG_4853弥生時代に千曲川流域から発生し広域へ広がった栗林式土器と箱清水式土器。千曲川流域と天竜川流域の伊那谷の土器文化の影響を受けつつ独自性をもつ岡谷の弥生土器。地域と時代による土器の違いをご紹介しています。

展示資料の出土遺跡                  岡谷市中島A遺跡、海戸遺跡、橋原遺跡、長野市松原遺跡

共催:長野県立歴史館

会期:11月7日(日)まで

開館時間:10:00~18:00

 

入館料:一般520円(370円)、小・中学生260円(160円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です

 


特別企画展「翠川昭久と11人の彫刻家」(終了しました)

翠川昭久《脱2》1985年

翠川昭久《脱2》1985年

下諏訪町出身の彫刻家 翠川昭久(てるひさ・1928-2016)は、矢崎虎夫に師事し、教職のかたわら、郷土を拠点に制作を続けました。長野県展にて受賞を重ね、1989年には信州美術会事務長・県展幹事長に就任、2000年からは審査員を歴任しました。岡谷市美術会・諏訪美術会の彫刻講習会や、彫刻愛好者の会 彩塑会の講師を務め、多くの後進を育成。作家として、指導者として、現在も多くの人々に親しまれています。

そのほか、1991年より94年まで、岡谷蚕糸博物館・岡谷美術考古館館長を務めるほか、低処高思会・ミレー会・たつのこ会といった美術愛好団体にも所属し、幅広く地域の芸術文化発展に寄与しました。

没後5年を記念した本展では、翠川の作品を通じてその生涯を振り返るとともに、指導を受けた彫刻家11人の作品を展示し、現在活躍中の作家たちや郷土の美術界に与えた影響についても考察します。

 

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主催:市立岡谷美術考古館

後援:岡谷市美術会、諏訪美術会

展示作家:翠川昭久、赤羽晃一、今井千春、太田温、久保川稔、小松千恵子、小宮山史仁、中野和博、中村政道、三浦一則、三浦美保、宮坂辰男

会期:9月27日(月)~11月14日(日)

休館日:毎週水曜日、11月4日(木)

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般520円(370円)、小・中学生260円(160円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です


特別企画展「山田孝太郎 FANTASIC WORKS」(終了しました)

竜騎士の娘

《竜騎士の娘》

数多くの漫画・イラスト作品を手掛ける、諏訪郡出身の山田孝太郎氏の作品が集結。また、デビュー前の高校時代に描かれた貴重な作品もご紹介します。

山田氏の手掛ける作品は、キャラクターはもちろん、衣装や武器、生き物など、細部に至るまで繊細で美しく描かれています。多様な絵柄で表現された作品ごとの世界観は圧巻です。この夏、日常を離れ、荘厳美麗で幻想的なイラストの世界を旅しませんか。

チラシはこちら

 

会期:7月15日(木)~9月20日(月)

休館日:毎週水曜日、8月10日(火)

開館時間:10:00~18:00

入館料:一般520円(370円)、小・中学生260円(160円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です


大型粗製石匙 展示中(終了しました)

大型組成石匙現在、考古展示室で大型粗製石匙(おおがたそせいいしさじ・せきひ)を展示中です。石匙はつまみ状の小突起をもつ刃物の一種で、縄文時代早期に出現し、わずかながら晩期にも見ることができます。動植物の切断や皮剥ぎ、骨角器の製作具など、幅広い用途で使用されたと考えられ、大型粗製石匙は草取り鎌と想定されています。今回展示している大型粗製石匙で最大のものは目切遺跡のもので、幅が15㎝以上もあります。この機会にぜひ、実物をご覧ください。

 

※写真右下の定規は30㎝